ホンダF1レーシングのスペインGP
スペインGPは、第5戦目。計8日間のシーズン前テストを行ったカタルーニャ・サーキットが舞台となる。
1991年にカタルニア・サーキットがF1カレンダーに加わって以来、たのチーム同様、ホンダにとってスペインGPは欠くことができない場所になっている。テストだけでなく、シミュレーターでもよく使われ、カレンダーの中でも特にテクニカルなサーキットとして知られている。
昨年は、ブレンダン・ハートレーがFP3でのクラッシュ、ピエール・ガスリーだけが予選を走り、決勝ではガスリーがターン3でクラッシュに巻き込まれ、最後尾からスタートしたハートレーだけの戦いになった。
緩やかなハイスピードコーナーがタイヤを酷使するが、ホンダ陣営は、“他のサーキットほどPUのパワーにレース結果が直結しない”、という見立てだ。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「開幕から続いた欧州外での『フライアウェイレース』がいったん終わり、今回から伝統のF1ヨーロッパラウンドが始まります。その初戦、スペインGPのカタルニア・サーキットは、約1kmのストレートに高速コーナー、低速コーナーが組み合わされたバラエティーに富んだレイアウトで、シャシー開発のベンチマークとしても使われる場所です」
「今年もシーズン前のウインターテストにも使われ、レースでは例年各チームが大幅なアップデートを持ち込むことも多く、中盤戦に向け戦闘力の構図が変化することも考えられます。我々としてもオフシーズンテストのデータ、ここまで戦ってきたレースの データを見直し、最善の準備をして臨みたいと思います」
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