闘えないはずのフェラーリが1-2の“異変”–2019F1GP第10戦イギリスGPフリー走行3
2019F1GP第10戦イギリスGPの予選を前にしたフリー走行3が行なわれ、週末を前にしてビノット代表が、“ここは勝ち目がない”とコメントしていたフェラーリが1-2を占めた。
4番手にハミルトン+メルセデスが粘ったが、ボッタス+メルセデスは、2台のレッドブル・ホンダの後塵を浴びる6番手。トップ3が上位6台を占めたが、その差は0.55秒と接近。風も穏やかで、気温が20度以下というシルバーストンは、いつもと違う精力図になった。
また、初日のフリー走行1で1分27秒台を記録してスピードを見せていたピエール・ガスリーが、マックス・フェルスタッペンに先んじる5番手。ようやく本来の力を見せ始めた。
ランド・ノリスのマクラーレンに続いたのは、ここから進化型のPUを投入したニコ・フルケンベルグとダニエル・リカルドのルノー。パワーユニット戦争も激化の兆候を見せている。
この後、予選は、14時(日本時間22時)から行なわれる。
◆フリー走行3結果
1. ルクレール+フェラーリ 1分25秒905
2. フェッテル+フェラーリ 1分25秒931
3. ハミルトン+メルセデス 1分25秒954
—-以下、1分26秒台
4. ガスリー+レッドブル・ホンダ 1分26秒118
5. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ 1分26秒440
6. ボッタス+メルセデス 1分26秒456
7. ノリス+マクラーレン 1分26秒689
8. フルケンベルグ+ルノー
9. リカルド+ルノー
10. アルボン+トロロッソ・ホンダ
—-以下、1分27秒台
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. サインツ+マクラーレン
13. クビアト+トロロッソ・ホンダ
14. グロジャン+ハース
15. マグヌッセン+ハース
16. ライコネン+アルファロメオ
17. ストロール+Rポイント
18. ペレス+Rポイント
—-以上、1分27秒台
19. ラッセル+ウィリアムズ
20. クビツァ+ウィリアムズ
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI