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ハンガリーGPに向かうホンダ陣営

ハンガロリンクは、低速コーナーが多く、バリアのないモナコGPとも言われるサーキットだ。オーバーテイクは極めて難しく、予選が重要になる。2018年は、6番手スタートのトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが見事なレースマネジメントで6位入賞を果たしている。

また、2006年には、雨で混乱したレースで、ホンダのジェンソン・バトンが優勝しているホンダにとってゲンのいいコースでもある。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「先週末のドイツGPでは、アストンマーチン・レッドブル・ホンダとの2勝目、そしてレッドブル・トロロッソ・ホンダと初の表彰台を獲得することができ、Hondaにとって特別なレースになりました。レース後のつかの間、両チームのメンバーと喜びを分かち合い、慌しく今週末に迫るハンガリーへ向かい、準備に入っています」

「ハンガロリンクは、ブタペスト郊外の丘陵地帯にあるため、アップダウンのあるコースレイアウトが楽しめます。平均車速が低いことから、低速コースに分類されますが、低速コーナーのみならず、中高速コーナーも備えるテクニカル サーキットです。エンジンパワーのラップタイム感度は低い部類に入りますが、低速コーナーからの立ち上がりなどPUにはドライバビリティーが求められます」

「ハンガリーGPは、例年夏場に行われ気温も湿度も高いレースになりクーリングが課題の一つとなりますが、今年ここまで経験した高外気温度で得たデータを活かしていきたいと思います」

「ここは、2006年にバトン選手とともに勝利を手にしたサーキットで、私自身にとってもいい思い出がある場所です。F1の夏休み前、最後となる一戦にダブル表彰台のいい流れを持って臨みたいと思います。
今週末も応援よろしくお願いいたします」

アレキサンダー・アルボン(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)
「ハンガロリンクはとても難しい本当の『ドライバーズサーキット』です。クラシックなレイアウトで、フィジカルにも厳しいし、息が抜けるストレートもありません。僕自身を振り返ると、ポジティブとネガティブの両面ありますが、ハイライトは2016年のGP3のスプリントレースと、昨年のF2のスプリントレースでの勝利です」

「オーバーテイクが難しいので、集団の中でレースを展開するのはストレスがたまるので、予選でいい結果を出すことが最初の目標になります。
トロロッソはこのサーキットを伝統的に得意としていますが、今年もいい成績を残したいですね。ドイツでは僕のキャ リアでベストの6位を獲得できて嬉しかったのですが、もっと上に行くチャンスがあったはずだとも感じていました」

「ブダペストは本当に美しい街で、ファンも情熱的。このレースの後、サマーブレイクになりますが、いまはそれを待ち遠しく感じています」

ダニール・クビアト(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)
「ドイツで3年ぶりに表彰台に乗ることができました。娘が生まれた週にレースでは表彰台に立つなんて!!」

「ハンガロリンクは好きなコースで、独特で面白いサーキットです。ただ、中高速コーナーもあり、単純な低速サーキット とも言い切れません。2015年に僕のベストリザルトの2位を果たしていますが、今では遠い昔のことのように感じます」

「トロロッソにとって相性のいいサーキットなので、今年もいい結果を出せればと思っています。7月のハンガリーは気温が高く、体力的にも厳しく、ストレートがほぼないので、“休憩”する時間は取れません」

ピエール・ガスリー(アストンマーチン・レッドブル・ホンダ)
「とても気に入っているサーキットの一つです。タイトでコーナーの多いテクニカルなコースが好きなんです。昨年トロロッソ・ホンダで、6位入賞を果たしました。GP2やフォーミュラ・ルノー3.5や2.0で、優勝やポールポジションを経験しています。旅行で来たこともありますが、素晴らしい雰囲気が気に入っています」

「コースではエキサイティングなレースが待っています。レッドブルがが強さを発揮してきたサーキットなので、今年もそれが続いてくれることを願っています。ドイツではポイント獲得のチャンスがありながら完走できずに残念でしたが、もうすぐで結果が出せると思いま す」

マックス・フェルスタッペン(アストンマーチン・レッドブル・ホンダ)
「ハンガロリンクは好きなコースで、今年も走れるのを楽しみにしています。大きなマシンで狭いコースを走るのは窮屈に思うかもしれませんが、楽しさは損なわれないのです。高速右コーナーのターン11は特に気に入っていて、うまく走れると本当に気持ちいい。最終コーナーは、その後に控えるロングストレートに向けて、スピードを保ったまま立ち上がることが とても重要です」

「ブダペストの街はとても美しく、夜に出かける場所もたくさんあります。チーム全員が、毎年このグランプリを楽しみにしていますし、最も気温が高くなるレースの一つなので、ボクらに合っているはずです」

「ドイツは大荒 れの展開で、最も難しいレースの一つでしたが、勝てて最高の気分でした。計9回もタイヤ交換をした中で、ピットクルーが作業時間の世界記録を塗り替えたのも素晴らしい成果でした。ハンガリーでは夏休み前に全力を出しきってきます!」

【STINGER】
photo by Honda

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