予選が楽しみになったホンダ・パワーのハンガリーGP初日
夏休み前最後のラウンドの2019F1GP第12戦ハンガリーGPは2日、午後がウエットコンディションになるなど、不安定な天候で、フリー走行が行われ、ホンダ・パワー勢は、今回もトップ争いの一角にいることを証明した。
アストンマーチン・レッドブル・ホンダの2台は好調なペースを維持。FP1では、マックス・フェルスタッペンがハンドリングにやや苦しんで2度のスピンを喫しつつ、トップから0.165秒差の2番手。ピエール・ガスリーも約0.3秒差の4番手に着け、レッドブル・トロロッソ・ホンダも堅調な滑り出しで、ダニール・クビアト13番手、アレキサンダー・アルボン14番手に着けた。
FP2開始直後、アルボンが最終コーナーで芝生に足を取られてバリアにクラッシュ。走行を終え、トロロッソ・ホンダの週末が厳しくなった。その後雨が降り、降雨前にガスリーがソフトタイヤで記録したタイムが最速。フェルスタッペンがミディアムで2番手のレッドブル1-2となり、Toro Rossoのクビアトも10番手タイムでセッションを終えた。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「FP1はドライ、FP2はウエットでしたが、明日の予選が雨になる可能性があるようなので、ウエットを確認できてよかったです。アストンマーチン・レッドブル・ホンダの2台は、サマーシャットダウン前最後のレースでいい滑り出しでした。レッドブル・トロロッソ・ホンダは改善の余地がありますが、アルボン選手にケガなどがなかったことは幸いだったと感じています」
◆レッドブル・トロロッソ・ホンダ
*アレキサンダー・アルボン
FP1 : 14位
FP2 : 20位
*ダニール・クビアト
FP1 : 13位
FP2 : 10位
◆アストンマーチン・レッドブル・ホンダ
*ピエール・ガスリー
FP1 : 4位
FP2 : 1位
*マックス・フェルスタッペン
FP1 : 2位
FP2 : 2位
【STINGER】
photo by Honda