スイートスポットをつかんだホンダF1のここまでとこれから
21戦中12戦が終了してサマーブレイクに入っているF1GP。ホンダ勢は、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが2勝し、シリーズ3番手で2位のボッタス+メルセデスを追い上げている。ガスリー+レッドブル・ホンダと2台のトロロッソ・ホンダは、それぞれの役割を果たし、レッドブル・ホンダがシリーズ3位、トロロッソ・ホンダが5位に着けている。
しかし、ホンダF1レーシングが、2015年にマクラーレン・ホンダとして復帰してからこの流れになるまで、足かけ5年の歳月が流れた。
2015年の復帰初年度はシリーズ9位。後ろには万年再開のマルシア・フェラーリがいるだけだった。2年目が6位と上向きになったが、3年目の2017年は再び9位。2018年は、トロロッソとのコンビで体制を一新、ガスリーがバーレーンGPで4位に食い込んだが、それ以外は苦戦が続いてシリーズはウィリアムズの前の9位。レッドブルとのコンビネーションで歯車がかみ合ったホンダのF1の進化が、2019年は改めて確認できる。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by REDBULL