F1の18インチ化が起こす風
風が吹けば、桶屋が儲かる? 18インチタイヤになると、こんな伝播が起きそうだ。
ルノーF1チームがポールリカールで18インチタイヤのテストを初めて行なった。18インチ化は、F1に大きな変化をもたらす可能性がある。それは、性能的なことにとどまらず、ミシュランの復帰と、それに追従してブリヂストンの動きが注目されるからだ。
まず、ミシュランは、2013年に“18インチになれば復帰する”としていると伝えられていた。
ちなみに、6年前にフィガロ紙が伝えた“ミシュランの約束(?)”はこちら。
そして、ミシュランが復帰すれば、連鎖してブリヂストンのカムバックも見えてくる。ブリヂストンは、ここ数年、“2輪、4輪、そして5輪に行ってしまった”という名文句が出て2020年のオリンピックに集中していたが、2021年からと言われる18インチ化は、タイミング的にもちょうどいい?!
たかがタイヤ、されど18インチ、ということで、F1の注目度が間違いなく上昇する風向きだ。
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]