笹原右京、アジアF3でタイトル獲得!!
9月最終週に上海国際サーキットで行なわれたAsiaF3で、笹原右京が、最終戦を待たずにシリーズチャンピトンを決めた。
15戦8勝と、別格の強さを見せた右京は、シーズンを通じて、ハイテックGPのチームメイトである16歳のジャック・ドゥーハンを寄せつけずにシングルシーター初のタイトルを引き寄せた。
この戴冠で、右京はF1出場権のためのスーパーライセンス・ポイント18を獲得した。
最後のレースを4位で終えた右京は、「一年を通して素晴らしい闘いをさせてくれたハイテックGPに感謝します。ボクにとってフォーミュラカーでの最初のチャンピオンシップなので、将来的に後押しになることを願っています。最後のレースは、昨日の段階でタイヤが残っていなかったこともあり、リスクを取る必要はなかった」と、全体をコントロールする余裕のコメントを届けた。
2輪のワールドチャンピオンを父に持つジャック・ドゥーハンは、「タイトルを取りたかったけれど、シーズンを通して驚異的な仕事をした右京に届かなかった」チームメイトを讃えた。
すでにベテランの域に入ったイメージがある笹原右京だが、まだ23歳。タイトル獲得が後押しする活躍が期待されている。
[STINGER]山口正己
photo by AsianF3