サーキットof theアメリカスのバンプは大丈夫?!
サーキットof theアメリカスのバンプが問題になっている。
サーキットof theアメリカスは、沼地を造成してコースを造ったため、地盤沈下などの問題があるのではないか、とウワサされている。コースはいくつかの特徴を持っているが、そのひとつである急勾配の上り坂の頂上にある1コーナーへのアプローチ部分の凸凹が酷く、クルマがピョコピョコと跳ね回る。
ルイス・ハミルトンは、「真っ平らなコースは好きじゃないけれど、ここは酷いね」と肩をすくめた。「金曜日のフリー走行を走り始めた時、酷い頭痛がした。終わった後に暫く横になっていたけど、気分が悪かった」
ピエール・ガスリーも、「去年より酷くなっている。金曜日に最初に走ったときはビックリした」とコメント。
また、ロベルト・クビツァは、「事前に話を聞いていた。ここで働いている友人は、4~5カ月前から酷くなったと教えてくれたよ。でも、他の部分はまったく問題ない」と証言した。
ハミルトンが、「世界最悪のバンプだ」と言ったのを聞いたアンソニー・デビッドソンは、「いや、最悪はシーブリング(セブリング)だ」といったそうだが、もしかすると4~5カ月前から酷くなった路面を、デビッドソンは知らないのかも?
泥濘地につくったためか、最も標高が高い1コーナーは、高い分だけ多くの土砂を積み重ねて造成されており、その関係で登りアプローチの部分の凸凹が酷いのかもしれないが、問題なのは1コーナーだけで、サーキットof theアメリカスの特徴である高速ワインディング部分に影響はない模様で、レース開催にはいまのところ支障はなさそうだ。
[STINGER]山口正己
Photo by Haas F1 Team