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エバンス首位!! –WRC第1戦ラリー・モンテカルロday3

day3の1月25日は、トリッキーなコンディションの路面でスペクタクルなたたかいが展開した。

エバンスとオジェのヤリスと、ヒュンダイのヌービルが激しいバトルを展開したモンテの3日目。フランス南部のギャップを中心とするSS合計75.20kmで闘ったWRC開幕戦ラリー・モンテカルロは、エルフィン・エバンス組がセバスチャン・オジェー組に4.9秒差をつけて1-2を形勢した。

デイ3は、ドライ、ウェット、スノー、アイスが混じってトリッキーなコンディションで行なわれ、2本目のSS10でオジエに7.6秒差を着けたエバンスが、首位に浮上。午後のSS11でオジエが首位に返り咲いたが、最終のSS12で、エバンスはコースオフしながら再び逆転した。

また、ヤリスWRCでラリー・モンテカルロ初出場のTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、ドライビングを改善しつつ、午後のステージではペースを上げ、総合7位の座を守った。一方、19歳のロバンペラは、今回がヤリスWRCでの初WRCにも関わらず、ミスなく安定した走りで総合6位に食い込んで将来性を見せた。

トミ・マキネン・チーム代表
「今朝2本目のステージでのエルフィン(エバンス)のパフォーマンスは、本当に素晴らしかった。難しいコンディションで大きな自信を持って走りました。午後のステージにはふたりともスリックタイヤで臨み、安定性を重視した走りでアドバンテージを保ちました。明日も激しい戦いが繰り広げられる興味深い1日になるでしょう」

セバスチャン・オジエ
「安定した1日でした。唯一の後悔は、最後のステージの凍ったトリッキーな区間で、やや慎重に走り過ぎてしまったことでしたが、側溝にはまってしまうより、注意深く走ったほうがいいと常々思っていますし、過去このラリーではいつもそのようなアプローチをとり、何度も奏功しています」

「リスクを冒して上手く行くこともありますが、常にそうなるとは限りません。1日が終わり、決して残念な気持ちにはなっていません。差はまだそれほど大きくなく、明日はすべてが可能だと信じています。良い戦いが続いていますし、明日も力強く戦えば、勝つチャンスはまだ十分にあると思います。過去の経験が助けになるはずです」

エルフィン・エバンス
「全体的に堅調な1日となり、首位に立つことができて良い気分で非常に満足しています。クルマは私に大きな自信を与えてくれています。午後のステージは、スリックタイヤを選びましたが、まだ凍結した区間が残っており、非常に難しいステージでした。最初のステージは少し注意深く走り過ぎ、次のステージでは最後の凍ったコーナーで楽観的になり過ぎて、コースから外れてしまいましたが、幸運にも何かに当たることはありませんでした。明日は激しい戦いになると思いますが、集中力を保ち続け、意識し過ぎないように走るつもりです」

カッレ・ロバンペラ
「心から満足できる1日ではなかったけれど、やるべきことをきちんとやり、ミスと無縁の運転を続けています。コンディションはとてもトリッキーでしたが、安全マージンを多くとって走りました。異なるコンディションで、どうすればヤリスをうまく走らせることができるかを学んでいます。それが理解できればもっと速く走れるでしょう。リスクを負わないように走っているので、クリーンな路面でのタイムは決して悪くないと思います」

明日の最終のday4は、モナコから北側に広がるフレンチ・アルプスで2本のステージを各2回走行。伝説的なチュリニ峠を通過するステージが待ち構える。また、SS14/16の2走目のSS16は、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定される。4本のSSの合計距離は63.54km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は226.51kmとなり、モナコへと戻った後、アルベール1世埠頭でセレモニアルフィニッシュを迎える。

◆ラリー・モンテカルロday3結果
1. エバンス/マーティン ヤリスWRC 2時間28分35.1秒
2. オジエ/イングラシア ヤリスWRC +4.9s
3. ヌービル/ジルソー ヒュンダイi20クーペWRC +6.4s
4. ローブ/エレナ ヒュンダイi20クーペWRC +2m24.3s
5. ラッピ/フェルム フィエスタWRC +2m38.4s
6. ロバンペラ/ハルットゥネン ヤリスWRC +3m27.3s
7. 勝田 貴元/バリット ヤリスWRC +10m31.1s
8. カミリ/ブレジ C3 R5 +11m15.2s
9. オストベルグ/エリクソン C3 R5 +12m13.7
10. シャミン/ロシュ C3 R5 +12m39.5s

【STINGER】
photo by GAZOO RACING

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