新車発表、未定はレッドブル・ホンダ、ウィリアムズ、ハースのみに
2020F1マシンの新車発表が刻々と更新され、26日にはアルファロメオがバルセロナ合同テスト初日に登場することを表明して、残るは10チーム中の3チームだけとなった。
面白いのは、スケジュール未発表の3チームが、去年とまったく同じハース、ウィリアムズ、レッドブル・ホンダというところだが、なかでも気になるのは言うまでもなくレッドブル・ホンダ。今年はチャンピオンの可能性が見えているだけに、アドリアン・ニューウェイがどんなマシンを出してくるのか興味は尽きない。
ホンダのF1エンジン開発基地のさくら研究所では、粛々と2020用のパワーユニットの開発で進められ、レッドブルやトロロッソ改めアルファタウリとの連携を担当する山本雅史ホンダF1レーシング・マネージングダイレクター、パワーユニット開発責任者の浅木泰昭LPLさくらセンター長、そして現場を統率する田辺豊治ホンダF1レーシング・テクニカルディレクターの“三本の矢”のリレーションは万全とみられ、期待を高めている。
2021年に規則が大幅に変わる世代交代を前に、これまでの集大成といえるマシンの登場が待ち遠しい。
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA