アロンソのインディ500–空回りしそうな3度目の“the500”
二度のワールドチャンピオンピオンのフェルナンド・アロンソは、これまで二度、インディ500に参加した。佐藤琢磨が優勝した挑戦初年度の2017年は、スタートから27周をリードしていたが、ホンダ・エンジンが白煙を上げてリタイア、1年置いた2019年は、予選でクラッシュしてレースをスタートできなかった。
「ボクはレーサーであり、インディ500は世界最大のレースです」、とアロンソ。
「すべてのドライバーにとってインディ500は特別な存在で、信じられない数のファンや、このレースとそれに参加するすべての人に最大限の敬意を払っています。いつものようにベストを尽くして闘います」
「アロー・マクラーレンSPは常にトップであり、ボクはマクラーレンと特別な関係を持っていて、多くのことを共にしてきたので、強い忠誠心でつながっていますが、しかしそれ以上に、新しい組織と運営がパートナーシップと強力なパッケージに発展していることに感銘を受けました。チームは経験豊富で優秀な人材と優れたリソースを備えており、競争力があると確信しています。準備を整えることに集中し、興奮しています」
「また、常に成長している素晴らしく若い才能であるオリバーとパトと一緒に仕事をすることも素晴らしいことです」
アロンマクラーレンSPの共同所有者であるサム・シュミットは、2011年にダン・ウェルドンのインディ500優勝をバックアップした。
「アロンソは、超高速で走るインディに参加するだけでなく、フロントで走る才能があると完全に信じています」とシュミット。
マクラーレンレーシングのCEO、ザック・ブラウンは、「フェルナンドはこのスポーツで最高のドライバーの一人であり、チームの一員として彼を迎えることは素晴らしいことです」とコメントした。
Ruoff Mortgageのマーク・ミュシカCEOは、「アロー・マクラーレンSPシボレーに乗るアロンソを後援することにわくわくしている」と語り、以下のように続けた。
「フェルナンドが、今年のインディ500で、Ruoff Mortgageのクルマに憧れのモータースポーツのトリプルクラウンを持ち帰ることを願っています。非常にエキサイティングなレースになるでしょう」
インディ500は、3月13日のセントピーターズバークの開幕戦から始まる2020NTTインディカーシリーズ第6戦として行なわれ、5月24日日曜日の午前11時にNBCでライブ放送される。
さて、身勝手なアロンソやその周辺の想いは、孤高のインディ500に通じるのだろうか。
【F1-STINGER】
photo by INDYCAR