コロナ･ヴィールスの対応（イギリスBBC発）
メルボルンのオーストラリアGPは開催の方向。翌週のバーレーンGPも開催に向けて準備を整えている。
世界の自動車レースを統括するFIAは、コロナウイルスの影響を監視するための「危機セル」を設置したことをイギリスのBBC放送が伝えた。
BBCによると、4月4日にローマで予定されているEVのフォーミュラEが中止された。すでにフォーミュラ1は、すでに4月19日決勝の中国GPの延期を決めていたが、4月5日のベトナムGPにも影響が波及しそうな流れになっている。FIAの危機管理セクションは、1日置きに会議を開いて状況を見守ることにしている。
また、ベトナムは、イタリアからの旅行者に14日間の検疫期間を課しており、ベトナムGPが開催されても、フェラーリやピレリは、イタリアからのスタッフが主要メンバーであり、事実上、開催はできずにキャンセルされることになる。
開幕戦オーストラリアGPの翌週の3月22日に予定されているバーレーンGPは、F1関係者に対して入国制限を緩和し、検査を通って健康保険証書が与えられた場合は入国できることとした。
リバティメディアを中心に、バーレーンGPと同様の措置をベトナムGPでも行なおうとしているが、簡単にはいかない状況にあり、FIAは、状況や影響を密接に監視し続け、政府と国の保健当局の助言に従って、観客の安全も考慮し、競技会の延期を含み、今後のスケジュールを検討する、としている。
［STINGER］山口正己
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