ピエール・ガスリー開幕戦へ!!–「開幕戦に向けてかなり前向き」
カラーリングを一新し、トロロッソからスクーデリア・アルファタウリに名前を変えたチームで、ピエール・ガスリーは、2020年シーズン開幕を待っている。テストでの順調な仕上がりが、いやが上にも期待を高めている。
「過去に比べてテストの日数が2日間少なかったけれど、バルセロナのテストがうまくいったので、ニューマシンの AT01の初期の理解を深めることができ、最初の2~3戦の準備はかなり整っていると思います」
「ガレージで少し時間を過ごした日の朝を除いて、走行をほとんど中断せずに進め、信頼性が非常に高く、パフォーマンスも悪くないところにあると思います。今年ボクたちが設定した目標を達成するために、まだまだやるべきことがたくさんあるけれど、開幕に向けて非常に前向きです」
「車両規制がしばらく安定しているため、信頼性は今までより向上していますが、それでも複雑なプロセスです。たとえば、3基のパワーユニットで22戦を走らなければ、ペナルティを受けるので、すべてのレースでPUをどれだけプッシュできるかが、すべてのメーカーにとって、競争力を持ちながら走ることが課題ですが、現時点では、いいレベルに到達していると思っています」
「クルマは改善し、昨年に比べてエアロに関しては一歩前進しましたが、2020年にやりたいことが本当にできるようにするには、さらにパフォーマンスを見つける必要があります」
「オーストラリアGP会場のアルバートパークのコースは、テスト会場のバルセロナとは大きく異なるため、テストが単なるテストであることを考える必要があります。公道コースはグリップレベルが非常に低く、でこぼこも激しいので、冬のテストでえられたものとは別の状況が出ることもあります。はっきりしているのは、中団グループの闘いがさらにタイトになり、去年以上の激戦になることです」
「メルボルンは、全員が待ち焦がれていた最初のレースということで、非常にユニークなイベントです。“全員がズボンを下ろして持っているものをみんなに見せる場だ!!」と言うことができます。全員が横一線にいます」
「非常にグリップの低いコーナーの組み合わせが、バルセロナとの大きな変化に適応できるかどうかは、僕たち次第。3か月間、レースをしていないので、早く再びレースを走りたい。22戦という長いシーズンになるけれど、現在のウイルスの状況を考えて、できるだけ多くのレースができることを願っています」
【F1-STINGER】
photo by Scuderia AlphaTauri