バーチャル・レースにフェルスタッペン破れる!?
COVID-19の影響で、レース中止や延期が相次ぐ中で、モータースポーツのカテゴリー総出演のオンラインバーチャルレーシングが実現した。バーチャルレースが実現した。題して、“The Race All-Star Esports Battle”。
2020F1GP開幕戦のオーストラリアGP中止から僅か72時間後の15日に実現したレースには、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンなど、各カテゴリーを代表するレーサーが世界各国から参戦。元F1ドライバーのジュリオン・パーマーが解説した。
「rFactor 2」がプラットフォームに指定され、ドイツのニュルブルクリンクのGPコースが舞台。「rFactor 2」は開発が2013年と古く、再現性は最新のプレイステーションなどと比べるべくもないが、2012年型のハイノーズマシンのバトルは見応えがあった。
レース開始は、日本時間の3月15日21時50分。レースは8周×3グループに分けられ、24名の決勝ラウンド進出者を決定。フェルスタッペンの他に、インディカーのシモン・パジェノー 、ファン・パブロ・モントヤとその息子のセバスチャン、フェリックス・ローゼンクヴィスト、シモン・パジェノー などのトップレーサーと、プロのシムレーサーの闘いに、ロシア出身のプロシムレーサー、エルネジ・シモニシク(Jernej Simoncic)が優勝、賞金1万ドル(約106円)を獲得した。
現役レーサーでは、スーパーフォーミュラで活躍したインディカーのフェリックス・ローゼンクヴィストの7位が最高位。シムレース愛好家でもあるマックス・フェルスタッペンは予選のグループ1で圧勝したが、1ラップアタックの予選でリアルレーサー最速だったが、決勝では、1コーナーでコースアウト/クラッシュして後退、追い上げたが11番手に甘んじた。
“The Race All-Star Esports Battle”第2戦は、3月22日(日)。リアルレーサーとシムレーサーがそれぞれ別レースで雌雄を決する予定という。
【F1-STINGER】
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