延期GPに代わるバーチャルシリーズ!!
フォーミュラ1が、延期されたF1GPに代わるバーチャル・グランプリ・シリーズを開始する。
このシリーズは、今シーズンのオープニングレースカレンダーに影響を与えているCOVID-19の進行中の状況の中で、ファンがF1レースを見続けられるように提供される。
バーチャルレースは、延期された全GPに置き換えられて行なわれ、3月22日日曜日のバーチャル・バーレーンGPが今週末に始まる。
以降のレース週末には、延期されたベトナム、中国、オランダ、スペイン、モナコが行なわれる。現在5月までのGPが行なわれる予定だが、COVID-19の影響で延期などが長引く場合は、臨機応変に対応するという。
シリーズの最初のバーレーンGPレースは、F1ドライバーがグリッドに並ぶ予定だったが、どうなるか。レースは、移動によるリスクをなくして参加者の安全を確保するために、各ドライバーは、一カ所に集まるのではなく、リモートでレースに参加。3月22日日曜日の午後8時(GMT/日本時間翌23日午前5時)から生中継される。
シリーズは、『Codemasters』の公式の“F12019PCビデオゲーム”で闘われる。バーレーンGP会場のザヒール・サーキットを28周する本番(57周)の1/2の距離で行なわれ、公式フォーミュラ1のYouTube、Twitch、Facebookの各チャンネルと、Formula1.comで、1時間30分の放映が予定されている。
また、予選レースのファステストラップで決勝レースのグリッドが決まる予定。
ドライバーによるゲームスキルレベルの均一を図って面白いレースが展開するように、マシンのセットアップは固定され、車両性能のイコールコンディションを徹底し、車両損傷を軽減してゲームに慣れていないドライバーのためにオプションのアンチロックブレーキとトラクションコントロールが採用される。
このシリーズは、COVID-19の影響で中止や延期になったレースをエンターテイメントとしてファンサービスとして行なわれるもので、残念ながらドライバーズポイントは与えられない。
Eスポーツチャンピオンの他に、レース以外の週末に、オンライン展示会も開催され、世界中のファンがF1ドライバーと直接対戦する機会が与えられる。イベントの詳細については、今後数週間のうちに公式のF1ソーシャルメディアチャンネルで公開される予定。
【F1-STINGER】
photo by Formulaone.com