F1の技術が英伊の医療機器開発に貢献
COVID-19対策のために、イギリス政府から要請を受けたイギリス籍のF1チームと、イタリア政府から請われたフェラーリの計8チームが、協力して呼吸器の製造サポートを行なっている。
参加チームは、マクラーレン、ルノー、ウィリアムズ、メルセデスAMG、レーシングポイント、レッドブル、ハース、そしてフェラーリ。
F1チームは、元々、高い技術力を持つだけでなく、優秀な工作機械を導入しており、ウィリアムズは医療機器の製造を以前から副業として行なっている。
高価な工作機械は、F1マシン製作に必要だが、稼働するのは開発期間のごく短い時間に限られ、いわば精密機械は遊んでいる状況であることから、政府のニーズに対応できる。
8チームがスクラムを組んで立ち上がった“ワンチーム”は、イギリスのテクノロジー企業やユニバーシティカレッジロンドン病院などと協力し、航空宇宙/自動車メーカーとも連携して、作業を進めている。
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