マクラーレンは、ダニエル・リカルド!?
カルロス・サインツが、セバスチャン・フェッテルが抜けたフェラーリと正式に契約し、サインツが抜けたマクラーレンには、なんと、ダニエル・リカルドが納まることになりそうだ。
ダニエル・リカルドを決意させた理由のひとつは、マクラーレンが2021年にルノーと分かれてメルセデスのパワーユニットを搭載すること。そうなれば、マクラーレンの競争力は確実にアップする。
そして、そこに向けて、去年からマクラーレンの前線を指揮するアンドレアス・セイドルが、いよいよ本領を発揮し、マクラーレンをトップチームに押し上げる“計画”をリカルドに伝えて口説き、リカルドの首を縦に振らせたという流れだ。
マクラーレンは去年、ランド・ノリスとカルロス・サインツという若手二人のコンビで、リカルドが乗るルノーを上回り、コンストラクターズ・ポイントで三強に次ぐ4位を手にした。これもリカルド興味を引いたはずだ。
ところで、ルノーは、ニコ・フルケンベルグが復縁する可能性が出ているが、リカルドが去るシートには、セバスチャン・フェッテルかフェルナンド・アロンソが納まる噂が出ている。そうなると、ルノーのポテンシャルも侮れない。
ドライバーの移籍話は、いよいよ佳境に入った。フェラーリが、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツで決定しているが、メルセデスとレッドブルは、まだ不透明。その動きが決まると、他の動向も見えてくる。真夏のストーブリーグが本格的に動き始めた。
[STINGER]山口正己
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