F1開戦が面白くなる明確な理由!!
他のスポーツ同様、COVID-19のせいでF1GPが開幕できないでいる。当初、3月15日だったはずの開幕戦が延期され、結果として、ドライバーがレースをスタートするのは7カ月ぶりになる。
そこで懸念されるのが、ドライバーの腕が鈍っててしまったのではないか、ということだが、むしろそうなら、レースは間違いなく面白くなる。スキルやチーム力、マシンの差による差が大きく縮まるからだ。
昨年までの流れでは、メルセデスが頭ひとつリードして、フェラーリが追従、レッドブルがピッタリと背後に迫る、という“三強の図式”があった。今年は、フェラーリとレッドブルが進化してメルセデスに近づいてますます濃厚なバトルが展開しそう。さらに、マクラーレンとルノーが間違いなく接近してくる。
それだけではない。その他の5チーム、レーシングポイント、スクーデリア・アルファタウリ、ハース、そしてウィリアムズもググッと差を縮めるはずだ。すでにスピードのある三強チームに対して、下位チームには伸び代があるからだ。
まさに玉石混淆の闘い。待つ時間が長いことが、実はそういうメリット(!?)につながる!!
[STINGER]山口正己
Photo by Racing Point