F1GPのコストキャップ
コロナ禍の影響を先取りして、FIAは、F1GPの開発費用を制限する“コストキャップ”を決めている。
年間21戦を基準に、今年以降、コストキャップは、以下のように段階的に減額される。
*2021年:1億4500万ドル
*2022年:1億4000万ドル
*2023〜2025年:1億3500万ドル
2021年の1億4500万ドルは、5月28日のレート(1ドル=107.83円)で約150億円。ターボ時代の1980年代中頃、ホンダの第二期F1時代は、エンジン開発だけで年間100億円と言われた頃に比べれば、圧倒的に少なくなっている。
また、3年間にわたって、毎年5000万ドルずつ削減されるが、5000万ドルは、邦貨で約5億4千万円だが、ちなみに、国産市販車の開発費が、1台約4億円と言われる。
さて、コストキャップの目的は、10チームの力量の均一化だが、FIAの思惑は、規則の網目をくぐり抜けることに喜びを感じている(!?)チームを黙らせることはできるのだろうか。
【STINGER】
photo by Formulaone.com