ザナルディ最新情報
アレックス･ザナルディの交通事故のニュースは衝撃的に世界に広がった。アクシデントから1日が経過した日本時間21日午前1時（イタリア時間20日18時）の段階の情報を整理すると、以下のようになる。
まず、日本時間の20日朝に伝えられたように、病院に運ばれたザナルディは、危篤状態ながら安定した状況にあり、集中治療室で人工的な呼吸を与えられている。
そして、ザナルディが事故に遭ったのは、生まれ故郷のシエナに近い公道で行なわれた『オビエッティボ･トリコローレ』というハンドサイクルの競技中だった。道路は閉鎖されず、ザナルディが下りの緩い右コーナーで、白線を越えて対抗車線にドリフト状態ではみ出したところで、対向車のトラックに激突し、ヘリコプターでシエナのサンタマリア･アレスコット病院に搬送され、頭部と顎の手術と、精神科医によって2時間半の手術を受けた。
また、“トラック”は、2ボックスのステーションワゴンのような車両ョしだったかもしれない。
また、当初伝えられた、2時間半の手術は、頭部と顎の手術も含まれたように捉えられたが、精神科医の神経系統の外科手術だけを指した多能性が高い。
▲イタリア首相からのメッセージ。
事故のニュースは世界中に衝撃的に伝わり、イタリアの新聞の総てのトップニュースとして伝えられ、イタリアのジュゼッペ･コンテ首相がツイッターで、「アレックス･ザナルディ、あなたは、並外れた心の強さでこれまで幾多の困難を克服してきました。諦めないでください。イタリアのすべてがあなたと共に戦っています」と励ましのコメントを届けた。
モーターレーシング界からも、続々とメッセージが寄せられ、1978年のワールドチャンピオンでイタリアの血を引くマリオ･アンドレッティは、「私はアレックス･ザナルディのことが心配で、息ができない。私は彼のファンであり、そして彼の友達だ。みなさんも、私と同じように祈ってください」、と心情を吐露した。
［STINGER］山口正己
photo by BMW
