Hondaの第2戦–表彰台も含む及第点
レッドブル・リンクで2週連戦となったシュタイアーマルクGPで、アストンマーチン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台。4位アレキサンダー・アルボン、7位ピエール・ガスリーと、Honda搭載の4台中3台がポイントを獲得した。
特にフェルスタッペンは、トップのハミルトン+メルセデスに迫りボッタス+メルセデスの後方でレースに復帰、ボッタス+メルセデスを追い落として首位ハミルトンに迫った。
アルボンは、71周レースの36周目までピットインを引っ張ぱる作戦でペレス+レーシングポイントを従えてレースを進めた。
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、7番手からスタートを決めて一桁のポジションを走行していたが、タイヤを交換してからペースが落ち、タイヤ交換でポイント圏外に後退したが、終わってみれば7位。
レースが終盤、フェルスタッペンはフロントウイングを縁石で傷め、一端はボッタス+メルセデスに先行を許したが、直ぐに抜き返す見事なドライビングを見せた。アルボンが4位に続き、レッドブル・ホンダは27ポイントを集めた。
田辺豊治ホンダF1レーシング・テクニカルディレクター
「第2戦に向けて、開幕戦でのアストンマーチン・レッドブル・レーシングの2台のリタイア原因の解析と対策を短時間でチームと共に進め、先週のレースデータを解析して、戦闘力向上に向けて最適化も進めてきました」
「第2戦のレースでは大き な問題は発生せず、Honda搭載の4台が完走、特に、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手の3位表彰台はよかったと考えています」
「7番グリッドからスタートしたアルボン選手も粘りの走りで4位、アルファタウリ・ホンダのクビアト選手が10位入賞と、それぞれポイントを獲得できたことも前向きにとらえています。ガスリー選手は、7番グリッドという好ポジションでスタートし、レース序盤のペースもよかったものの、その後はマシンダメージの影響でポ ジションを落とし、15位フィニッシュという残念なレースになりましたが、次のレースに期待したいと思います」
「来週末のハンガリーでのレースは、暑くなる予報も出ているようなので、クーリング設定なども含めて十分に対応を考えて臨みたいと思います」
[STINGER]山口正己
photo by Honda