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レッドブル・ホンダ、シャシーの改革必至!?

 

ジャンプした後の収束を指摘する声もあるが、それはリヤの安定性とは別の問題。

F1GP第3戦ハンガリーGPの予選で、ホンダ陣営をリードするフェルスタッペン+レッドブル・ホンダは7位に沈んだ。

ハンガリーGP会場のハンガロリンクは、レッドブル・ホンダに比較してライバルのメルセデスが苦手とするコースレイアウトだったことから、レッドブル・ホンダが一矢むくいることが期待されていたが、予選の段階では、そうはならなかった。

レッドブル・ホンダが苦しんでいるのは、リヤのグリップ不足といわれる。グリップといっても、エンジンパワーやブレーキ力を受け止める縦方向ではなく、コーナーでの踏ん張り。予選でも、リヤが流れてスピンする光景が見られた。

フェルスタッペンは、その弱点をなんとかだましながら果敢なコントロール能力を見せているが、Q2でノックアウトを喫したチームメイトのアレクサンダー・アルボンの低迷ぶりから、マシン・ポテンシャルの力不足は明らか。レッドブルRB16は手に負えないマシンということになりそうだ。

2019年3月のカタルニア・サーキットのテストで、ガスリーがレッドブル・ホンダでクラッシュした時も、リヤのブレイクが伝えられたが、リヤの踏ん張りの弱さがレッドブルの弱点か。さらに最新型のRB16は、それが顕著に出ているのかもしれない。

ハンガロリンクが、市街地のモナコに近い平均速度であることから、リヤの踏ん張りの弱さは、空力的なことよりも、メカニカルグリップの問題と想定できるが、いずれにしても、シャシーの剛性を含め、早急な対策が期待される。

[STINGER]山口正己
photo by REDBULL

 

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