完璧なタイヤマネージメントでハミルトン88勝目!!
バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行なわれた2020F1GP第6戦スペインGPは、メルセデスのルイス・ハミルトンが、カタルーニャ・サーキット4連勝、F1通産88勝目を飾った。
しかし、マックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダが食い下がり、3秒差の2位に。ハミルトンは、「フェルスタッペンのプレッシャーで、楽なレースではなかった」とレースを振り返った。
チェッカードフラッグを受けたハミルトンに、ピットから、「スペキュテキュラー・タイヤ・マネージメント!!」(素晴しいタイヤ管理能力)と称賛の声がハミルトンに送られた。
「土曜日の夜、エンジニアとストラテジーを研究した。タイヤを長く持たせる自信はあったけれど、最後はリスクを負ってソフトにする必要がなかったので、ミディアムの新品にしました」
ハミルトンは、優れたマシンをもっているだけでなく、タイヤ・マネージメントがレースを左右することを今回改めて証明した。
フロントローに2台のメルセデスが並んでいたが、スタートダッシュでフェルスタッペン+レッドブル・ホンダが2台に割って入り、流れを引き込んだ。
一方、今回のレースの主役は、フェラーリのセバスチャン・フェッテル。一発の速さに欠けるフェラーリで、タイヤをマネージメントし、11番グリッドからじわじわとポジションを上げ、マシンポテンシャルとしては上とみられるレーシングポイントのランス・ストロールやセルジオ・ペレスとも渡り合うなど、久々にチャンピオンの片鱗を見せて7位に食い込んだドイツ人に、ドライバーof the dayが贈られた。
ホンダ・パワー搭載の4台のうち3台がトップ10入りし、今回もガスリー+アルファタウリ・ホンダの腕が冴えた。
2020F1GP第6戦スペインGP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ボッタス+メルセデス
4. ペレス+レーシングポイント
5. ストロール+レーシングポイント
6. サインツ+マクラーレン
7. フェッテル+フェラーリ
8. アルボン+レッドブル・ホンダ
9. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
10. ノリス+マクラーレン
11. リカルド+ルノー
12. クビアト+アルファタウリ・ホンダ
13. オコン+ルノー
14. ライコネン+アルファロメオ
15. マグヌッセン+ハース
16. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
17. ラッセル+ウィリアムズ
18. ラティフィ+ウィリアムズ
19. グロジャン+ハース
—-以下、リタイア
20. ルクレール+フェラーリ
※結果詳細
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES