ドメニカリ、Formulaoneの新代表に就任!!
フェラーリの代表として、2008年から2014年まで、スクーデリア・フェラーリF1を率いたステファノ・ドメニカリが、2021年1月から、チェイス・キャリーに代わって、F1を総括するFormula OneのCEOに就任する。webサイトの『RaceFans』が伝えた。
2017年に、F1の興行権をリバティ・メディアが買収を機に、CEOに就任したチェイス・キャリーは、4年間の任務を終え、非常勤会長となる。
新代表のドメニカリは、「フォーミュラ1は常に私の人生の一部だった」と語り、「新しい役割を引き受けることに感激している」とコメントした。
55歳のドメニカリは、2014年にフェラーリを離れた後、FIAのシングルシーター委員会のメンバーを拝命すると共に、2016年にランボルギーニのCEOに就任。精力的な活動を続けていた。
「FIAでのシングルシーター委員会での仕事を通じて、このスポーツとのつながりを維持してきました。今後もビジネスを推進するため、F1のチーム、プロモーター、スポンサーなど、多くのパートナーとつながることを楽しみにしています」
「アウディでの過去6年間、そしてその後ランボルギーニを率いることで、F1にもたらす幅広い視野と経験が得られました」
このニュースを聞いたレッドブル・レーシングのクリスチャンホーナー代表は、ドメニカリを「善良な人物」と讃え、彼の着任はF1にとってプラスの動きだと歓迎のコメントを寄せた。
「彼がフェラーリのチームプリンシパルだったときに彼のチームと戦いましたが、非常に誠実な競争相手でした。そしてビジネスをよく理解しています」
「ランボルギーニで素晴らしい仕事を成し遂げた彼が、フォーミュラ1の本当の資産になると思います」
ドメニカーリは、元フェラーリの2人のメンバーとともに、スポーツを運営する主要なポジションに加わっることになる。一人は、F1マネージング・ダイレクターのロス・ブロウンであり、もう一人は、2010年にFIA会長に就任したジャン・トッドだ。
「明らかに、トッド、ブロウン、そしてドメニカリの3人の代表者を見て、1990年代中頃または2000年初頭のF1セットアップのように見えるけれど、だからといって、それがフェラーリに対して特定の思惑があるとは思わない」とホナー。
「ステファノが役割を果たせば、彼の公平さで忠実な仕事をすることになるはずですから」
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photo by Formulaone