メルセデスの高度なチームバトルとハミルトンの見事なまとめ
週末をずっとトップで来ていたボッタスを、最後に肝心なところでハミルトンが抜き去った。力の出しどころをがわかっているといえばそれまでだが、メルセデスの極めて高度なチームバトルは興味深い展開だった。
ハミルトン+メルセデスは97回目のポールポジション。
3番手にフェルスタッペン+レッドブル・ホンダ、4番手にルクレール+フェラーリが続いた。Q2の1アタック目まではルクレールをピタリとマークしていたフェッテルだったが、最14番手でQ3に進めなかった。
また、金曜日に火災でマシンを失ったガスリー+アルファタウリ・ホンダは、メカニックが夜を徹して新しいモノコックから組み上げたマシンで好調を持続してQ1で4番手のタイムで気を吐いてQ3に進出したが、Q3で失速、9番手に甘んじた。
Q3に出走したリカルド+ルノーは、Q2のチェッカードフラッグが出た後にスピンしてバリアに後ろからバリアに軽く接触、その修復が間に合わず、Q3を走れなかった。
ラッセル+ウィリアムズのQ2進出もトピックスのひとつ。ラッセルは、チェッカー後のギリギリで15番手に食い込んでライコネン+アルファロメオを追い出し、チームラジオで「キャッホー!!」と絶叫した。
Q3結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
4. ルクレール+フェラーリ
5. ペレス+レーシングポイント
6. アルボン+レッドブル・ホンダ
7. サインツ+マクラーレン
8. ノリス+マクラーレン
9. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
10. リカルド+ルノー
—-以下、Q2ノックアウト
11. オコン+ルノー
12. ストロール+レーシングポイント
13. クビアト+アルファタウリ・ホンダ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. フェッテル+フェラーリ
—-以下、Q1ノックアウト
16. ライコネン+アルファロメオ
17. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
18. グロジャン+ハース
19. マグヌッセン+ハース
20. ラティフィ+ウィリアムズ
[STINGER]山口正己
photo by Honda