ARTA NSX-GTが独走、NSX-GTトップ5独占!!
2020AUTOBACSスーパーGT第7戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』が11月8日、気温22度のツインリンクもてぎで決勝レースを行ない、予選2位からスタートしたGT500のARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が、1周4,801mを63周の10周目にトップに立つと、じわじわとリードを広げて総合優勝、NSX-GTがトップ5独占した。GT300は、(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが2勝目を記録した。
GT300クラスは、ポールポジションのSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が徐々にリードを広げるが、ドライバー交代のピットインが可能となるタイミングでGT300マシンがコース上でストップ。ピットを済ませていたグッドスマイル 初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)とリアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)のトップ争いとなり、藤波/オリベイラが第5戦以来の今季2勝目となった。
ツインリンクもてぎでのスーパーGTは、今期2回目となる。9月の第4戦は新型コロナウイルス感染拡大防止のために無観客で行なわれたが、第7戦は観客を迎えて開催し、予選日に9300人、決勝日には15600人を集めてスーパーGTの賑わいが戻った。
<優勝コメント>
GT500 ARTA NSX-GT
野尻智紀
「序盤トップの64号車に追い付いたらすぐに抜きたいと思っていました。気持ちを強く持って、良いタイミング一発で行くことができ、リードを築けました。チームが良いクルマを用意してくれ、NSX-GTのポテンシャルを上げるために、ホンダにもたくさん協力をいただき、ホンダ各チームを挙げて開発してきたことが決勝に繋がったと思います」
福住仁嶺
「ここまで前から(予選上位)のスタートが多かったのですが、上
手く行かないレースばかりで(今日も)不安があって・・・(涙)。やっと、
優勝できて良かったです。ありがとうございます」
GT300リアライズ 日産自動車大学校 GT-R
藤波清斗
「本当に嬉しい! 今大会は流れ的には悪くなったのですが、ライ
バルたちが速くて。前戦もセーフティカーのタイミングに恵まれなったんですが、この優勝で帳消しにできたので、本当に良かった。この環境の中で結果が必要だったてすし、大学の学生さんも手伝ってくれ、今日も300人近くが応援に来てくれてとてもありがたかったです。ランキングのトップは嬉しいですが、気を引き締めて最終戦は良い終わり方をしたいです」
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
「みなさん、ありがとう! レースをコントロールしないといけないタフなレースでした。(後半は)長い走行になり、4号車の谷口選手も迫ってきました。それでも自分としては楽しめたレースで、チャンピオンシップもランキングのリーダーになれたので良かったです!!」
【STINGER】
photo by GTA