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ライコネン、引退を発表

幾多の思い出が甦る。あと10戦を見届けたい。

2001年開幕戦のオーストラリアGPのデビューから20年、キミ・ライコネンが、ヘルメットを置くことを、第13戦オランダGP会場のザンドボールド・サーキットで発表した。

「これがF1でのボクの最後のシーズンになるでしょう。この決断は去年の冬にしていたことだけれど、簡単ではありませんでした。今シーズン終了後は、なにか新しいことをする時が来ます」

2001年オーストラリアGPに21歳でザウバー・チームのドライバーとして
F3から“飛び級”でデビューして予選13位/決勝6位。いきなり入賞して実力の片鱗を見せ、その後、WRCに転向した時期もあったが、F1GP史上最多ので合計341戦に出走、優勝21回、ポールポジション18回を記録して、2007年にはワールドチャンピオンを奪った。

表彰台103回、ファステストラップ46回、優勝を除く表彰台82回の素晴しいデータをF1の歴史に書き込んでいるが、あと10戦、この数字が変わる可能性が残っている。

このまま進めば、シーズン終了時点でのF1出走回数は351となる。現役では、アロンソが323戦、ハミルトンが278戦、フェッテルが269戦、ペレスが204戦、リカルドが200戦で続いている。

20年間でステアリングを握ったチームは、ザウバーに始まり、マクラーレン、フェラーリ、ロータス、再びフェラーリ、そしてアルファロメオと多岐にわたる。

「シーズンはまだ続いていますが、家族、すべてのチーム、私のレースキャリアに携わったすべての人、そしてボクをずっと応援してくれたすべての素晴らしいファンに感謝したいと思います」

「ボクにとってはフォーミュラ1は終わりますが、これからは、もっとたくさんのことを体験して楽しみたいと思っています。また会いましょう」

【STINGER】
photo by formulaone.com

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