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フジガス、引退を発表!!–18歳で初タイトル、今年42歳の厄年!!に●度目を奪って!!

フジガスこと、2輪トライアルの藤波貴久が、引退を発表した。

ホンダの契約ライダーとして2004年にFIMトライアル世界選手権のチャンピオンを獲得、以後、幾多の軌跡を演じ続けた藤波貴久。

1980年三重県生まれの41歳。3歳からモトクロスを始め、自転車トライアルなどを経て、’93年に13歳で全日本トライアル選手権に参戦、’95年には15歳の最年少で全日本トライアル選手権のタイトルを獲得。’96年から世界選手権に参戦を開始し、‘97年のドイツ大会では史上最年少の17歳237日で初優勝を果たした。

’98年には世界選手権ランキング5位を獲得すると、‘99年から2003年まで5年連続で世界選手権ランキング2位奪取、‘04年には日本人初のチャンピオンに輝いた。

その後、’17年まで21年連続でランキングトップ5入りという大記録を樹立。今シーズンは開幕戦イタリア大会の2日目に、自身5年ぶりの優勝を41歳151日の最年長優勝記録で飾っている。

今週末に開催されるポルトガル大会が、藤波の通算355戦目。最後のトライアル世界選手権への参戦となる。

藤波貴久
「26年間、トライアル世界選手権で戦い続け、今こそキャリアに幕を閉じる時が来たと確信しています」

「長きに渡り応援してくださった人たちのおかげで、トライアルのプロとして戦うことができ、25年以上にわたって想像を超える戦績を残すことができました。ありがとうございます」

「とても幸せな26年間でした」

「最初からサポートしてくれた家族、チームスタッフ、HondaならびにHRC、そしてスポンサーの皆様にも感謝しております。また、ずっと応援してくれたファンの一人一人にありがとう、と伝えたいと思います。

「16歳の時にHRCとMontesa-Hondaが世界選手権に参戦するバイクを提供してくれて以来、最後までプライドを持ってチームとともに戦うことができました。世界選手権にデビューした時の観客の応援と拍手を今でも鮮明に覚えています」

「初優勝のドイツ戦、その後の苦しく難しい数年間、そして2004年にチャンピオンシップを獲得した時の喜び、どれも昔のことですが、自分にとっては一生の宝です。特に思い出深いのは2000年から始まったツインリンクもてぎでの大会で、毎年とても情熱的なファンの皆さんが応援に来てくれました。本当にありがとうございました」

「これからどうするかは、まだ分かりません。ライダーを引退してからどうするかまだ決めていませんが、何らかの形でトライアルに関わり続けようと思います。新たな人生も、きっと全てうまくいくと信じています」

【STINGER】
photo by Honda

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