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トヨタ・ガズー、フロントロー独占–WEC第5戦バーレーン6時間予選

ハートレー(中央)のアタックで可夢偉組がポールポジション!! トヨタ・ガズー・レーシングがフロントローを独占した。

10月29日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた2021FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦バーレーン6時間の予選で、TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)のハイパーカー GR010 HYBRIDが最前列グリッドを確保。今季のWECタイトル獲得に一歩近づいた。

中東の暑さの中で冷静さを保ったブレンドン・ハートレーが、1分47秒049のファステストタイム。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミと共に決勝を戦うGR010 HYBRID8号車にハイパーカー初のポールポジションを決めた。

2台のGR010 HYBRIDは、予選前の2度の練習走行セッションでも僅差でトップタイムを争い続け、予選ではマイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスと共に戦う7号車を駆った小林可夢偉が8号車と0.398秒差の2番手につけた。

2019年の富士6時間レース以来のポールポジションを獲得した8号車だったが、この日最初のフリー走行2で他車と接触し、サスペンション修復と車体前部の交換を余儀なくされたが、俊敏な修復作業で予選前のフリー走行3に臨んだ。

ポールポジションは、わずか1ポイントだが、このポイントにより、TGRは31日の決勝レースで、4位以上でフィニッシュすればチームタイトルが確定する。

また、ドライバーズタイトル争いにおいてもこの1ポイントは大きな意味を持つ。中嶋/ブエミ/ハートレーの3人は、ランキング首位の小林/コンウェイ/ロペスとの差は8ポイントの僅差。今回の2週連続バーレーン・ダブルヘッダー戦では最大64ポイントが獲得できる。

勝てば通算9戦目で今回6勝目となる6時間の熱戦は、10月30日(土)の現地時間午前11時(日本時間午後5時)にスタートする。

小林可夢偉
「素晴らしいアタックラップでポールポジションを獲得したブレンドンに祝福を送ります。ポールポジションを逃したのは残念ですが、今日のコンディションは非常に難しいものでした。私自身のアタックラップではミスはなかったのですが、8号車に0.4秒の差がついたことで、タイヤを温存するために、逆転ポールへのアタックは諦めました」

「決勝レースは長く、タイヤにとって厳しいものになると思われるので、明日へ向けて準備を進め、集中して逆転のチャンスを狙います。

ブレンドン・ハートレー
「ポールポジションが獲得できて最高の気分です。午前中のアクシデントの後、メカニックの素晴らしい修復作業をしてくれました。猛烈な暑さの中のガレージで本当に大変な作業をこなしてくれた彼らにこのポールポジションを捧げます」

「予選アタックには慎重に入り、最終的には少しのギャップを作ることが出来ました。ポールポジションによる1ポイント獲得はタイトル争いにとても重要です。我々はお互いに最大の敬意を払って戦っていて、常に全力を尽くしています。予選はその第一歩です」

WEC第5戦バーレーン6時間 公式予選結果(総合順位)
1. 8 セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー GR010 HYBRID 1:47.049
2. 7 M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス GR010 HYBRID 1:47.447
3. 36 A.ネグラオ/N.ラピエール/M.バキシビエール アルピーヌ A480-Gibson 1:48.003
4. 28 S.ゲラエル/S.バンドーン/T.ブロンクヴィスト Oreca 07-Gibson 1:49.932
5. 22 F.ハンソン/F.シェーラー/F.アルバカーキ Oreca 07-Gibson 1:49.994

【STINGER】
photo by GAZOO RACING

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