ライブタイムメモ/2021F1GP第19戦/ブラジルGP/オートドロモ・ホセ・カルロス・パチェ/決勝
<13時20分>
スタートまで40分。サンパウロの気温は23℃うを超えている。快晴ではないものの、雨の心配はなさそうだ。
☆☆ 週末の気温が徐々に上昇した。結果として、チームにとっては、タイヤの使い方が刻々と変化したということで、やっかいなテーマとなった。
<13時25分>
超満員のスタンドに囲まれ、最後の足ならしを済ませたマシンがグリッドに並び始め、熱気に煽られるように、気温は25℃に上昇した。
☆☆「5位まで行けるとは思わなかった。決勝が最も大切だから、今日もプッシュを続けるよ」はハミルトン。ボッタスも、「5位にいるルイスが追い上げてくるはずだ。1-2も可能性がある」と自信のコメント。
☆☆ 対するレッドブル・ホンダのフェルタッペンは、スプリント・レースではスタートでギヤが硬くてうまくいかなかった。今日は別の日になる」とこちらもやる気。ペレスも“いいレース”を狙っている。
<13時45分>
コース上にグランド・ピアノが持ち込まれ、ブラジル国歌の独奏。スタンドは、スタートを待ちきれない騒めきが起き、上空の5機のジェット機が飛来し歓声と拍手がわいている。
☆☆ スプリント・レースで2番手に食い込んだフェラーリのカルロス・サインツ「マクラーレンやルノーと闘ってきたけれど、やっとうまくいくようになった」と、レースを楽しみにさせた。
<13時55分>
スタンドは、国旗や応援旗を振り、手を高く突き上げている。爆発寸前。
<14時00分>
フォーメーションラップが始まった。
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダだだけがソフトタイヤを履いている。
他はミディアム。
グリッド
1. ボッタス+メルセデス
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. サインツ+フェラーリ
4. ペレス+レッドブル・ホンダ
5. ノリス+マクラーレン
6. ルクレール+フェラーリ
7. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
8. オコン+アルピーヌ
9. フェッテル+アストンマーチン
10. ハミルトン+メルセデス
11. リカルド+マクラーレン
12. アロンソ+アルピーヌ
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. ストロール+アストンマーチン
15. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
16. ラティフィ+ウィリアムズ
17. ラッセル+ウィリアムズ
18. シューマッハ+ハース
19. マゼピン+ハース
20. ライコネン+アルファロメオ
<14時00分>
スタート!!
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがボッタス+メルセデスのインを突いて、トップへ。ノリス+マクラーレンがコースをはみ出した。その先で、フェラーリもコースを外れてペレス+レッドブル・ホンダが2番手、レッドブル・ホンダが1-2に。
3周目
ハミルトン+メルセデスが早くも5番手にポジションを上げている。
☆☆ カルロス・サインツがスタートをしくじってノリス+マクラーレンが右から追い越したが、軽く接触。
4周目
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダだもストロール+アストンマーチンと接触。カウルを壊し、「ミラー見てない!!」と怒鳴った。
<14時08分>
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダがピットイン。
☆☆ ハミルトン+メルセデスは、2秒差だったボッタス+メルセデスが1コーナーで急減速して3番手へ。
6周目
セフティカー。
デブリ(角田裕毅+アルファタウリ・ホンダのフロントノーズ?)が散乱している。
セフティカー継続中。メインストレートは走らず、ピットレーンを通っていく。
☆☆ セフティカーはハミルトン+メルセデスに有利に働いている。
ギャップが縮まり、追い上げで熱くなったタイヤが冷やせる。
7周目
隊列を引っ張っる赤いメルセデスのセフティカーが、次の周に退去。
10周目
リスタート!!
奇麗にレースが再開した。
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ペレス+レッドブル・ホンダ
3. ハミルトン+メルセデス
4. ボッタス+メルセデス
5. ルクレール+フェラーリ
6. カルロス・サインツ
7. フェッテル+アストンマーチン
8. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
9. オコン+アルピーヌ
10. リカルド+マクラーレン
11. アロンソ+アルピーヌ
12. ストロール+アストンマーチン
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. マゼピン+ハース
15. ライコネン+アルファロメオ
16. シューマッハ+ハース
17. ノリス+マクラーレン
18. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
19. ラティフィ+ウィリアムズ
20. ラッセル+ウィリアムズ
<14時20分>
11周目
バーチャル・セフティカー!!
シューマッハ+ハースがノーズとフロントウィングを壊し、交換にピットイン。
☆☆ レースは大荒れの展開で進行中。
<14時23分>
14周目
シグナルがグリーンに変わってレース再開。
☆☆ ハミルトン+メルセデスが、フェルタッペン+レッドブル・ホンダを追う2番手のペレス+レッドブル・ホンダにプレッシャーをかけ続けている。
17周目
ハミルトン+メルセデスがペレス+レッドブル・ホンダをオーバーテイク。しかし、ペレス+レッドブル・ホンダが抜き返す!!
18周目
もう一度、ハミルトン+メルセデスがストレートでペレス+レッドブル・ホンダの前に出た。今度は、計算し尽くしたハミルトン+メルセデスの勝ち。逆にペレス+レッドブル・ホンダはボッタス+メルセデスに終われる形になった。
☆☆ ペレス+レッドブル・ホンダは、フェルタッペン+レッドブル・ホンダを逃がすために、ボッタス+メルセデスは抑えなければならない。
<14時38分>
27周目
ガスリー+アルファタウリ・ホンダが8番手からピットイン。2.9秒でタイヤを交換して15番手でコースに戻った。
続き手ハミルトン+メルセデスがピットイン。2.4秒。6位で復帰。カルロス・サインツも続き、15番手でコースへ。
28周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがピットイン。ハミルトン+メルセデスと同じ2.4秒で作業を終え、ハミルトン+メルセデスの前。
☆☆ 同じペースで走っている場合、先にピットインした方が確実に負ける。
29周目
ペレス+レッドブル・ホンダがピットイン。5番手で復帰。
71周レースの30周目
1. ボッタス+メルセデス
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ハミルトン+メルセデス
4. リカルド+マクラーレン
5. ペレス+レッドブル・ホンダ
6. オコン+アルピーヌ
7. アロンソ+アルピーヌ
8. ルクレール+フェラーリ
9. サインツ+フェラーリ
10. ノリス+マクラーレン
11. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
12. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
13. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. フェッテル+アストンマーチン
16. ストロール+アストンマーチン
17. マゼピン+ハース
18. ラティフィ+ウィリアムズ
19. ライコネン+アルファロメオ
20. シューマッハ+ハース
31周目
バーチャル・セヘティカー!!
その間にボッタス+メルセデスがトップからピットイン。3番手で復帰。
33周目
ルクレール+フェラーリがアロンソ+アルピーヌを交わして5番手へ。
38周目
ノリス+マクラーレンがピットイン。17番手で復帰。
39周目
フェッテル+アストンマーチンが角田裕毅+アルファタウリ・ホンダを交わして10番手へ。アロンソ+アルピーヌも続いて、角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは12番手に戻った。
40周目
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダが2度目のピットイン。
ハミルトン+メルセデスも続き、トップのままでレースに復帰。
42周目
ボッタス+メルセデスがタイヤ交換。4番手で復帰。
43周目
ペレス+レッドブル・ホンダがタイヤ交換。フェラーリに挟まれる5位で戻った。
45周目
2台のフェラーリとジオヴィナッツィ+アルファロメオ、シューマッハ+ハースだけがミディアム、他の16台はハード・タイヤで走行中。
46周目
ハミルトン+メルセデスがファステストラップ更新。
47周目
ハミルトン+メルセデスがトップのフェルタッペン+レッドブル・ホンダのDRSゾーンに入った。
48周目
2コーナー先でハミルトン+メルセデスがフェルタッペン+レッドブル・ホンダの仕掛けるが、フェルタッペン譲らず、2台ともコースをはみ出して、元の順位のままコースに戻った。
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダがハミルトン+メルセデスを押し出す形になり、ハミルトン+メルセデスが土煙を上げた。
◆◆このシーンが一時審議対象になったが、おとがめナシ。好バトルに水をささなかった審査委員会に乾杯!!
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダは、「このタイヤでゴールまで行けないかもしれない」とピットに告げている。
<15時10分>
51周目
リカルド+マクラーレンがピットガレージでマシンを降りた。
ハミルトン+メルセデスが再びフェルタッペン+レッドブル・ホンダのDRSゾーンに入った。
53周目
ルクレール+フェラーリがピットイン。
54周目
周回遅れがトップ争いの前に現れ、ハミルトン+メルセデスが接近。
☆☆ ハミルトン+メルセデスが近づくと、フェルタッペン+レッドブル・ホンダが逃げる。レースはフェルタッペンがコントロールしている。
☆☆ しかし、ハミルトン+メルセデスは、最後にチャンスを温存しているのかもしれない。※すでに1回試して、抜いても抜き返されることを確認している。
58周目
ハミルトン+メルセデスが再びトライ。しかし、フェルタッペン+レッドブル・ホンダの前に出られない。が、これは最終ラップのための最終確認に違いない。
☆☆ と思いいや、59周目にハミルトン+メルセデスが仕掛け、トップに躍り出た!!
☆☆ 観客全員(に見える)が手を突き上げて好バトルに大声援。
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダがストレートでマシンを振って進路を変えたカドで、白黒旗?
62周目アロンソ+アルピーヌがガスリー+アルファタウリ・ホンダをつつくがガスリー譲らず。しかし、アロンソ+アルピーヌの粘りがちだったが、再びガスリーが前に出た。
☆☆ その2台をトップグループが交わしていく。
<15時30分>
71周レースの67周目
ハミルトン+メルセデスはトップに経ってもペースを緩めず、フェルタッペン+レッドブル・ホンダに6秒以上の差をつけてゴールを目指している。
71周レースの70周目
最終ラップを前に、ペレス+レッドブル・ホンダがタイヤを交換、ファステストラップを狙う。
<15時35分>
チェッカードフラッグ。
101勝目、シーズン6度目。
ハミルトン+メルセデスが週末の話題の総てを独り占めした。
☆☆ ペレス+レッドブル・ホンダがファステストラップを獲得した。
サンパウロGP(ブラジルGP)結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ボッタス+メルセデス
4. ペレス+レッドブル・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
8. オコン+アルピーヌ
9. アロンソ+アルピーヌ
10. ノリス+マクラーレン
11. フェッテル+アストンマーチン
12. ライコネン+アルファロメオ
13. ラッセル+ウィリアムズ
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
15. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
16. ラティフィ+ウィリアムズ
17. マゼピン+ハース
18. シューマッハ+ハース
—-以下、リタイア
リカルド+マクラーレン
ストロール+アストンマーチン
凄まじい展開の連発で、猛烈に面白いレースだった。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES