マグヌッセン復帰、マゼピンの代わりにハースと複数年契約!!
2014年のデビュー戦オーストラリアGPでいきなり2位表彰台に乗って注目を集めたケビン・マグヌッセンが古巣のハースF1チームのシートに戻ってくる。
ハースは、リザーブのピエトロ・フィッティパルディやニコ・フルケンベルグが候補に上がっていたが、一躍ケビン・マグヌッセンに白羽の矢が立った。
マグヌッセンは、ロシアとウクライナの紛争の煽りを受けて突然解雇されたニキータ・マゼピンに代わって、ミック・シューマッハのチームメイトとしてF1GPに戻り、“契約は複数年”とハースF1チームは発表している。
2014年にマクラーレンでF1をスタートしたマグヌッセンは、その後、ルノーを経て2017年にハースに合流、2020年までチームと過ごし、2021年のIMSAのウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間で優勝し、インディカーにチップ・ガナッシから参戦、“F1に戻るなら、勝てるチームが条件”と語っていたが、ハースF1チームからの電話で復帰を決意した。
「ビックリしたけれど、同時に興奮もした。まったく別の方向を見ていたんだけれど、F1に復帰するチャンス、それも非常によく知っているチームだというのは魅力的すぎたからね」とマグヌッセン。
「事情を伝えると、2022にジョインするはずだったプジョーもチップガナッシ・レーシングも、快く了解してくれたことにも感謝したい。当然、もう一度フォーミュラ1のステアリングを握るチャンスをくれたジーン・ハースとギュンター・シュタイナーにも感謝している」
「VF-22の開発とパッケージの可能性について、あらゆる説明を受けた。やるべきことはあるけれど、開発に参加できることに興奮している。バーレーンでF1のハンドルを握るのが待ちきれない」
[STINGER]山口正己
photo by HAAS F1 TEAM