レッドブルvsフェラーリとメルセデスの追い上げ–2022F1GP第5戦USGP
初めてマイアミのマイアミ・インターナショナル・オートドロモで行なわれたマイアミGPは、セフティカーも導入され、クラッシュやスピンが頻発するスペクタクルなレースとなった。
荒れたレースを制圧したのはマックス・フェルタッペン+レッドブル。ピタリとマークして57周を走りきったシャルル・ルクレール+フェラーリが2番手。3-4位はカルロス・サインツのフェラーリが、セルジオ・ペレスのレッドブルを押さえ込んでチェッカードフラッグを受けた。
残念だったのは、アルファロメオのバルテリ・ボッタス。終盤まで、トップ4に次ぐ5番手を守っていたが、古巣メルセデスの2台が追い上げてきた57周レースの50周目でかすかなミスの隙を突かれて一気に2台に抜かれて7位に甘んじた。
角田裕毅+アルファタウリは、すっきりしたレースができず、チームに、「マシンが全然言うことを聞かない」と不満を伝える不完全燃焼のレースを13番手で終えた。
NFLのマイアミ・ドルフィンズのクォーターバックとして活躍したダン・マリーノが表彰台に上がり、トップ3のドライバーは、フットーボールの聖地マイアミにあやかって、黒いフットボールのヘルメットを被って表彰台で声援を受け、フェルタッペンには、ダン・マリーノからマイアミ・ドルフィンズ・カラーのフルメットが贈られた。
優勝したマックス・フェルタッペンは、ニコ・ロズベルグ/ネルソソン・ピケと並ぶ歴代12位の23勝目。表彰台登壇は、クルサードの62回を抜いて、レッドブル・ドライバーとして最多表彰台を記録した。
決勝結果
1. フェルタッペン+レッドブル
2. ルクレール+フェラーリ
3. サインツ+フェラーリ
4. ペレス+レッドブル
5. ラッセル+メルセデス
6. ハミルトン+メルセデス
7. オコン+アルピーヌ
8. アロンソ+アルピーヌ
9. リカルド+マクラーレン
10. アルボン+ウィリアムズ
11. リカルド+マクラーレン
12. ストロール+アストンマーチン
13. 角田裕毅+アルファタウリ
14. ラティフィ+ウィリアムズ
15. シューマッハ+ハース
16. マグヌッセン+ハース
17. フェッテル+アストンマーチン
18. ガスリー+アルファタウリ
19. ノリス+マクラーレン
20. 周冠宇+アルファロメオ
[STINGER]山口正己