モナコGP予選直前情報–闘いはフェラーリvsレッドブルだけではない!!
予選を控えたフリー走行3は、非常に迫力のある展開で進み、興味深い結果が残された。
フリー走行3結果
1. ルクレール+フェラーリ 1分12秒476
2. ペレス+レッドブル
3. サインツ+フェラーリ
4. フェルタッペン+レッドブル
5. ガスリー+アルファタウリ
6. ノリス+マクラーレン
7. ハミルトン+メルセデス
8. マグヌッセン+ハース
9. ラッセル+メルセデス
10. アロンソ+アルピーヌ
11. 角田裕毅+アルファタウリ
12. シューマッハ+ハース
13. フェッテル+アストンマーチン
14. ボッタス+アルファロメオ
15. アルボン+ウィリアムズ
16. リカルド+マクラーレン
17. オコン+アルピーヌ
18. ストロール+アストンマーチン
19. 周冠宇+アルファロメオ
20. ラティフィ+ウィリアムズ
フェラーリとレッドブルが交互に並び、ガスリー+アルファタウリとノリス+マクラーレンが続き、ハミルトン+メルセデスがそれを追う結果がすべてを物語っている。
まず、フェラーリとレッドブルがマシンポテンシャルでトップを争った。総合力でフェラーリが優位にいるが、さまざまな要素が加わってこの結果になった。ポールポジションのシャルル・ルクレールはここが地元。プレッシャーを力に換えて迫真の走りで、トップを奪われていたペレス+レッドブルを刺し返した。
トップ争いも興味深かったが、5番手のピエール・ガスリーが光った。マシンのポテンシャルを加味すると、トップ4を上回った走りと言えた。2度目のモナコに挑んだチームメイトの角田裕毅も、アロンソ+アルピーヌに続く11番手。予選を楽しみにした。
しかし角田は、ニアミスのペナルティをすでに4回食らっており、次に違反すると10グリッドダウンが課される崖っぷち。ギリギリのアタックの中で、荷物を背負った予選をどう戦うか注目される。
ルイス・ハミルトンが久々に力を見せたセッションでもあった。開幕戦を除いて、すべてチームの後輩ジョージ・ラッセルの後塵を浴びているチャンピオンが、久々に存在を示した。
16時(日本時間23時)からの予選は、さらにヒートアップの舞台になりそうだ。
[STINGER]山口正己
photo by formula1.com