イギリスGPを最も楽しんだのは誰!?
イギリスGPは、あっちでもこっちでも激しい攻防戦が繰り広げられ、2位に食い込んだルイス・ハミルトンにドライバーof the dayが贈られたが、もうひとり、殊勲賞を与えるとすれば、フェルナンド・アロンソで決まりだ。
7番手からスタートしたアロンソは、周冠宇+アルファロメオのクラッシュでレースが赤旗中断になる前に、いつもながらスタート混乱をかいくぐる巧みなポジション取りで5位に進出していた。
その後も5位を護り続け、「前の3台(ハミルトンとペレスーとルクレール)が激しくやり合っていた」
「ルクレールは、左右になんどもマシンを振ってね。カナダで5秒ペナルティを受けたけれど、今度はそれを3回やったたから15秒ペナルティじゃないの」と、高速バトルを“見物”しながら、自らのレースが楽しくてしょうがなかったと言わんばかりの笑顔だった。
[STINGER]山口正己
photo by AIPINE F1 TEAM