インディカー第2戦–佐藤琢磨、不運なアクシデントでリタイア
壮絶な超高速バトルが展開した。
4月2日にテキサス･フォートワースで行なわれた2023インディカー第2戦は、雨の予報で15分早くスタートが切られたが、その後天候は好転、フェリックス･ローゼンクビストのリードで始まり、パット･オワード、ジョセフ･ニューガーデン、アレックス･パロウ、ロマン･グロジャン､コルトン・ハータ、デイビッド･マルーカスが毎週トップを入れ換えるすさまじいバトルが繰り広げられた。
合計8回のリードチェンジを連発するエキサイティングな展開で観客を熱狂させレースは、群れから抜け出したニューガーデンが、テキサス2年連続3度目の優勝を飾った。
レースは残り2周のところでトップグループの一角にいたロマン･グロジャンがクラッシュ、イエローフラッグが降られたままで終了した。
2019年にポールポジションを獲得している佐藤琢磨は、7番グリッドからスタートしたが、46ラップを終えたところで、イン側からきたライバルに押し出される形でバンク上方に進路を変えた際にウォールに接触してリタイアに追い込まれた。
佐藤琢磨のコメント
「No.12がアウトに寄ってきて、彼のイン側に誰かが飛び込んだため、ボクはバンクの高いところを走ることになってウォールと接触してしまいました。ニテラ･ホンダ･チームは、マシーンの準備で素晴らしい仕事をしてくれたので、クルーには本当に申し訳ないと思っています」
◆2023インディカー第2戦テキサス･モーター･スピードウェイ･トップ10
1.ジョセフ･ニューガーデン チーム･ペンスキー（C）
2.パット･オワード アロー･マクラーレン（C）
3.アレックス･パロウ チップ･ガナッシ（H）
4.デビッド･マルカス デール･コイン･レーシング（H）
5.スコット･ディクソン チップ･ガナッシ（H）
6.スコット･マクラクリン チーム･ペンスキー（C）
7.コルトン･ハータ アンドレッティ･オートスポート（H）
8.マーカス･エリクソン チップ･ガナッシ（H）
9.カラム･アイロット ジュンコス･ホリンガー･レーシング（C）
10.エリオ･カストロネベス メイヤー･シャンク･レーシング（H）
R 佐藤琢磨 ニテラ･ホンダ（H）
※C＝シボレー / H＝ホンダ
【STINGER】
Photo by HONDA
