角田裕毅の予選に注目!–メキシコGP予選直前情報
2024F1GP第20戦メキシコGPの予選を前にして、最後の調整を行なうフリー走行3が、26日(日本時間27日)にメキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行なわれた。
マクラーレンが絶好調でフェラーリを押さえ込み、フェルスタッペン+レッドブルとハミルトン+メルセデスが復調の兆しを見せ、そして角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRBが7番手。この結果が、予選が面白くなりそうなことを伝えたが、もうひとつ興味深いのは各車の周回数。これを見て、以下のように想像力が膨らむ。
フリー走行3は、予選に向けた準備と共に、決勝レースに向けての最後の確認も行なう。つまり、調整が上手く進めば少ない周回数で済む、と考えられる。絶好調のマクラーレンが、2台そろって17周という最も少ないラップで1-2を占めているのがその証だ。
周回数の少なさは、例えばトラブルで走れなかった時にも少なくなるので一概に少なければいいとは言い切れないが、ここでのフリー走行3の結果を観る限り、少ないほど好調と見てよさそうだ。
この流れで見ていくと、マクラーレンの絶好調の他に、以下のことが見えてくる。
マクラーレン以下8番手までの周回数を見ると、
3.サインツ+フェラーリ 21周 まずまず
4.フェルスタッペン+レッドブル 26周 多め
5.ハミルトン+メルセデス 26周 まずまずだが若干多め
6.ルクレール+フェラーリ 23周 多め
7.角田裕毅+VCRB 19周 まずまず
8.ラッセル+メルセデス 27周 数多め
このデータだけで断定するのは若干無理があるが、予選に向けての期待がかけられるのは、サインツ+フェラーリ、ハミルトン+メルセデス、そして角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRBというという見え方はしてよさそうだ。
◆2024F1GP第20戦メキシコGP フリー走行3周回数
1 ピアストリ+マクラーレン 17
2 ノリス+マクラーレン 17
3 サインツ+フェラーリ 21
4 フェルスタッペン+レッドブル 26
5 ハミルトン+メルセデス 20
6 ルクレール+フェラーリ 23
7 角田裕毅+VCRB 19
8 ラッセル+メルセデス 27
9 マグヌッセン+ハース 19
10ローソン+アルファタウリ 22
11アルボン+ウィリアムズ 19
12ボッタス+キック・ザウバー 24
13コラピント+ウィリアムズ 18
15アロンソ+アストンマーチン 23
16フルケンブルグ+ハース 20
17ストロール+アストンマーチン 25
18オコン+アルピーヌ 18
19周冠宇+キック・ザウバー 17
20ガスリー+アルピーヌ 19
さて、当たるも八卦!?だが、これを頭に入れて予選を眺めると、高地の闘いがさらに興味深くなるに違いない。
予選は、日本時間27日06時から始まる。
[STINGER]山口正己
Photo by Visa Cash App RB