サインツが美酒–スタートで消えた角田
ポールポジションから完璧なレースを走りきり、歓喜のシャンパンを煽るサインツ。
2024F1GP第20戦メキシコGP決勝レースが10月27日（日本時間28日）に決勝レースを行ない、ポールポジションからスタートしたフェラーリのカルロス･サインツが、71周レースを完璧にまとめてシーズン2勝目、F1での4勝目を記録した。
サインツはスタートダッシュを決めて1コーナーをトップで回ると、終盤、追いついてきたノリス＋マクラーレンの追撃を寄せつけず、まったく危なげないレースで逃げきり優勝を飾った。
2位には予選3番手のノリス＋マクラーレンが入り、レットブルのフェルスタッペンとのタイトル争いを10ポイント縮めて残り4戦の闘いに光明を見いだした。
追い越しが難しいとされるエルマノス･ロドリゲス･サーキットだが、あちこちで激しいバトルが展開し、観客席を沸かせるレースだった。
予選11番手と入賞を期待された角田裕毅＋ビザ・キャッシュアップRBは、スタート直後にクラッシュを喫し、予選に続くバリアの餌食になる厳しい週末を終えた。
このレースで400戦目のF1を迎えたフェルナンド･アロンソは、13番手のグリッドに着けたが、スタート直後にトラブルでピットイン。そのままマシンを降り、記念すべきレースを闘わずに終えた。
母国グランプリを最後尾からスタートしたペレス＋レッドブルは、ローソン＋アルファタウリ、ストロール＋アストンマーチンをパスしてスタンドを沸かせたが、12番手まで追い上げたところで、ローソン＋アルファタウリとのバトルで軽く接触、アンダーカウルを傷めてピットでレースを終えた。
次のレースは、ブラジルGP。サンパウロのインテルラゴス。11月3日のレースに向けて、11月1日に幕を開ける。
【STINGER】
Photo by FORMULA ONE
