フェッテル+フェラーリ、崖っぷちのスーパーアタック!!–2017F1GP第18戦メキシコGP予選
ルイス・ハミルトン(メルセデス)とのタイトル争いで後がないところに追い込まれているセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)が、渾身のアタックを決め、F1GP通算50回目、シーズン4度目のポールポジションを獲得した。
2017 F1GP第18戦、高地メキシコシティのオートドロモ・エルマノス・ロズリゲスで28日(土)に行なわれたメキシコGPの予選は、きわどい僅差の闘いとなった。
Q2最速タイムを記録してQ3に駒を進め、ここでも会心の走りでトップタイムを記録していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を最後のドタン場でセバスチャン・フェッテルが逆転、完璧な走りをまとめていたフェルスタッペンを悔しがらせ、ハミルトンとのタイトルマッチに微かとはいえ望みをつなげた。
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがQ1で、トップのハミルトンから僅か0.192秒落ちのタイムを記録して期待されたが、ペナルティでグリッドダウンが決まっていることから、タイヤを選べる11番手以下を選択してか、Q2ではアタックしなかった。
ルノーの二人、そして、地元セルジオ・ペレスとエステバン・オコンのフォースインディアの二人のチームメイトバトルも超絶僅差で闘われ、レースを楽しみなものにした。
スーパーフォーミュラで活躍したピエール・ガスリー(トロロッソ)は、フリー走行3でエンジンが白煙を上げるトラブルで予選を走れず、チームメイトのブレンダン・ハートレーも、予選で同じようにエンジンから白煙を上げた。
◆2017F1GP第18戦メキシコGP予選
1. フェッテル+フェラーリ
2. フェルスタッペン+レッドブル
3. ハミルトン+メルセデス
4. ボッタス+メルセデス
5. ライコネン+フェラーリ
6. オコン+フォースインディア
7. リカルド+レッドブル
8. フルケンベルグ+ルノー
9. サインツ+ルノー
10. ペレス+フォースインディア
—-以下、ノックアウト
11. マッサ+ウィリアムズ
12. ストロール+ウィリアムズ
13. ハートレー+トロロッソ
14. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
15. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
—-以下、ノックアウト
16. エリクソン+ザウバー
17. ウェーレイン+ザウバー
18. マグヌッセン+ハース
19. グロジャン+ハース
ガスリー+トロロッソ
[STINGER]山口正己
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA