ホンダ勢のオーストラリアGP予選
3日に行なわれた熾烈を極めた第9戦オーストリアGPの予選で、ホンダPUを使う4人全員が上位のタイムを記録した。
マックス・フェルスタッペン/レッドブル・ホンダ
FP3 : 1st
Q1: 1’04.249 / Q2: 1’03.927 / Q3: 1’03.720 pos. 1st
「Q1とQ2の手ごたえはよかったけれど、Q3は素晴らしいラップを走れたと思っていない。ので、全には満足していません」
「レッドブル・リンクでまたPPを獲れたことはもちろんうれしいし、3戦連続というのもチームにとって素晴らし いものだと思いますが、ボクはいつも完璧を目指しているので、今日はものすごくうれしいというわけではないし、上手くいかなかったところを分析していきます。ここまで、いつもこうやって成長してきました」
「マシンは 力強く、チェコ(ペレス)も3番手にいるので、レースが本当に楽しみだし、チェコとたくさんのポイントを持ち帰りたいです」
「ランド(ノリス/マクラーレン)のパフォーマンスは素晴らしかったし、ここまでそれなりに近い場所を走ってはいたけれど、明日のレースでのライバルになるとは思っていませんでした」
「ここ数レース、マシンとPUがパッケージとしてよく機能しているので、とてもうれしいです。明日に向けては自信があるけれど、明日は先週よりもタイヤが 柔らかく、マネージするのが難しくなります。ライバルも強力なので、簡単なレースなど一つもないと思っています」
「今日はグランドスタンドにオレンジ・アーミーが戻ってきてくれたことも本当に素晴らしいことです。 ここまで(無観客のレースが続き)長い時間がかかったので、今日のような光景を見られたことを本当にうれしく思っています」
セルジオ・ペレス/レッドブル・ホンダ
FP3 : 7th
Q1: 1’04.833 / Q2: 1’04.483 / Q3: 1’03.990 pos. 3rd
「ホームコースでチームとしていい結果が出せてうれしいです。マックスとボクはいいスタートポジションで、明日はともにいいスタートを決められればと思うし、それが結果を左右するはずです」
「ここまでは大変なレ ースウイークでした。バランスの向上に多くの作業を強いられ、マシンの全領域を確認して1回の走行ごとに細かな調整を加えていました」
「ミディアムタイヤでスタートすることになるけれど、レースは1ストップか2ストップか分からない。十分なロングランをできたドライバーはいないので、判断は難しいです」
「今日は最終的にいいラップタイムが出せたけれど、簡単ではなく、明日は何が起きるか分からないけれど、マシンは予選よりもレースのほうがいいと思うので、チームへ多くのポイントを持ち帰れればと思います」
「最後に、とても素晴らしいラップを披露したランド(ノリス/マクラーレン)にもおめでとうと伝えたいです」
ピエール・ガスリー スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
FP3 : 4th
Q1: 1’04.841 / Q2: 1’04.412 / Q3: 1’04.107 pos. 6th
「毎週末、予選では同じようなポジションにつけていて、とても満足しています。6番手というのはボクらの力強いパフォーマンスを表しており、今日はいい一日になりました」
「今週末はマシンを快適には感じられていない部分があったので、予選で はどうなるか分からなかっただけに、いいパフォーマンスを出せたことがとてもうれしいです」
「明日はソフトタイヤを履くマシンの中では最上位でスタートすることになるので、間違いなく戦略がカギになるけれど、マシンのペースがいいこ とは示せているので、自信はあります」
角田裕毅 スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
FP3 : 12th
Q1: 1’04.967 / Q2: 1’04.518 / Q3: 1’04.273 pos. 7th
「今日のパフォーマンスにはとても満足していて、予選での自己ベストになりました。チームにはすごく感謝しています。先週のペースを維持して、最大限の成果を出せるように取り組んでくれました」
「最後のアタックは、スリップストリームを使 っていなかったのに、なかなかいいタイムだったので、それもうれしかったです」
「ここで2回続けてレースがあることは、ボクの学びという点でとても役に立っています。徐々に自信を深めていくことができていて、それが今日のパフォー マンスにも表れていると思います」
「大切なのは明日です。レース中のコンディションがどうなるかは分かりませんが、ポイント獲得のためにはタイヤマネージメントが重要になるので、その部分に集中していきます」
【STINGER】
photo by Honda