ポールリカールが曲者の理由!?
◆DAZNの“Wensdays F1 F1 TIME”を観た。松下信治と中野信治のふたりの“シンちゃん”の話は、いつもどおり面白かった。経験に裏打ちされているから面白いのは当り前だけれど、久々のヒット。
◆もちろん、話の内容は、今週末のフランスGP。ふたりとも、会場のポールリカール・サーキットが攻め甲斐がある、とコメントしていたが、映像を観ていてポールリカールの難易度が高いのは、レイアウトのせいだけではないのではないか、と気がついた。独特の、いかにも芸術の国フランスらしいカラーリングが施されているが、コーナーが全部一緒に見える!?
◆松下信治があるコーナーで、「ライバルを意識して左を見ていて50mの表示を見逃して右コーナーを曲がれなかったことがある」と言っていた。つまり、コーナーまでの距離表示を見ていないと、コーナーがわからないということだ。富士や鈴鹿にも、当然ながらコーナーまでの距離表示は各コーナーに表示されている。もちろん、“優れたドライバーなら”、という条件付きだけれど、それを見なくても景色が違うのでコーナーまでの距離を想定できる。松下信治が見なければならない、ということは、迷彩カラーがドライバーを攪乱している、ということだ。
◆それを頭に入れて観ると、今週末のフランスGPの楽しみは、さらに加速するかも!?
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