「スペインGPは今後のレクチャー」（田辺TD）
アゼルバイジャンで、エネルギー･マネージメントの弱点が露呈して、トロロッソ･ホンダは苦戦した。
ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは、今週末のスペインGPを前に、“エネルギーマネージメントの戦略が弱点”として、スペインGPは、今後のレクチャーのための週末になる、とコメントした。
カタルニア･サーキットは、幅広いタイプのコーナーが組み合わされ、ここで速ければどこでもイケル、といわれるレイアウトであることと、冬季でも比較的温暖なことからテストの舞台に使われるため、多くのドライバーにとって最も走り込んでいるサーキットだ。
ということは同時に、チームにとっても最も多くのデータが蓄積されているコースということもできる。
さらに、本格的ヨーロッパラウンドの初戦として、ここまでのフライアウェイの遠隔地とは違って、陸路で物資を運搬できるという立地条件もある。全チームがアップデイトを加えたマシンで、本格的な2018シーズンが始まると言える条件がそろっている。
三強の勢力図がどう動くのか、セカンドグループで抜きんでたポテンシャルを見せるチームがあるのか、そしてその中でトロロッソ･ホンダがどのポジションにいるのか。新たな楽しみが加わる2018F1GP第5戦は、5月11日金曜日に幕を開ける。
［STINGER］
photo by Honda
