ケン・ブロック、アクシデントで逝去
ジムカーナや曲乗りで世界を圧倒した運転の達人ケン・ブロックが亡くなった。享年55歳。
1月2日、アメリカのユタ州のスキー場で、仲間とスノーモビルを楽しんでいる時の出来事。単独走行中に、斜面で転倒、スノーモビルが放り出されたブロックの上に落下、達人の命を奪った。
ブロックの訃報は、「ケン・ブロックがスノーモービルのアクシデントで亡くなったことをお伝えするのは、非常に残念」という書き出しで、所属するラリーチームのフーニガン・レーシング・ディビジョンがSNSのインスタグラムで伝えた。
来週(1月13-14日)の東京オートサロンへの来日が予定されていた矢先のアクシデントだった。
2005年、アメリカのラリー・アメリカに参戦してルーキーof theイヤーを獲得。ジムカーナでは、スバルWRXでも妙技を披露していたが、2007年にはWRCにデビュー。2010年にはフォードと契約して活躍した。
ニューヨークやロンドンの町中を閉鎖して超人的な妙技を披露したジムカーナのビデオは、最大再生回数が5億回という超人的な人気を博したが、その一方で、2008年にはWRC(世界ラリー選手権)で2位、2013年のラリー・メキシコでは、WRC自己最上の7位になるなど、見せるだけではない腕前を証明していた。
【STINGER】
Photo by TOYOTYRE