ホンダのオーストリアGP—by田辺TD
アストンマーチン・レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが見事な3連勝を記録し、ホンダPU搭載の4台が好レースを見せたフランスGP会場のポールリカールを後にして、F1GPは、2週連続開催のレッドブル・リンクに移動した。
ホンダF1レーシングの田辺豊治テクニカル・ディレクターにとっても思いで深いオーストリア3連戦が始まった。
「レッドブル・リンクは、オーストリアの緑豊かな丘陵地帯に広がるアップダウンに富んだ美しいサーキットです。全長が短く、コーナー数はシーズン中最少の10、コーナースピードが比較的高く、ラップタイムもシーズン中の最速。距離が短いことで予選ではトラフィックをいかに避けるか、アタックのタイミングが重要な要素になります」
「オーストリアはレッドブルの母国GPですし、ホンダが2019年にF1復帰後、初勝利を記録した思い出深い地です。我々にとっては特別なレースであり、チームメンバー全員がこの連戦に非常に高いモチベーションで臨んでいます」
「ここまでれっアストンマーチン・レッドブル・ホンダが3連勝を挙げました。パーマネントサーキットの前戦フランスGPでの勝利は励みになっていますが、我々のライバルが強力であることに変わりはありません」
「このサーキットでは例年接戦が展開されていますし、ここまでのシーズンの状況から今回もまた僅差の戦いとなると考えています。2チーム、4台が好成績を上げられるよう、入念な準備とともに連戦に向かいます」
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photo by formula1.com