ホンダのスタイヤーマルクGP初日–順調な滑り出し
今週と来週にかけてオーストリアのレッドブル・リンクで行われる2連戦の第1戦、シュタイアーマルクGPが開幕した。初日は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが両セッションでトップタイムをマーク。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも、ピエール・ガスリーがFP2に出走できない不運はあったものの、レッドブルlのホームGPとなるサーキットで好調さを見せて初日を終えた。
◆フェルスタッペンが両セッションでトップタイムをマーク
FP1では、Hondaパワーユニット勢が序盤からペースを上げ、一時はフェルスタッペン、ガスリー、セルジオ・ペレス、角田裕毅の順でトップ4を独占。ペレスはソフトタイヤでのアタックラップのターン4でスピンを喫し、極めて僅差のタイム合戦の中で最終的にトップ10圏外となったが、フェルスタッペンとガスリーが1-2、角田が5番手に続いた。
FP1終了後に、ガスリーのパワーユニットのデータに異常が見られたため、詳細な調査を行なうことを決断。残念ながらガスリーはFP2には出走しなかった。
フェルスタッペンは、FP2でも順調に走行を重ね、2番手に約0.3秒の大差をつけてトップでセッションを終了。ペレスはアタックラップでイエローフラッグが出たこともあり9番手。角田は15番手となったたが、雨粒の落ちる難しいコンディションの中で39周を走行し、多くのデータを収集した。
【STINGER】
photo by Honda