ホンダ・パワー好調持続–オーストリアGP初日
7月2日金曜日、3連戦の締めくくりとなるレッドブル・リンクでの2戦目、第9戦オーストリアGPのスケジュールが始まった。
初日のフリー走行1で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイム、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもフリー走行1、2とも上位につけ、ホンダ勢は順調な滑り出しを見せた。
FP1の序盤に、角田裕毅がターン4でグラベルにはみ出す場面はあったが、問題なくコースに復帰して5番手タイムをマーク。Hondaパワーユニット勢は全車がトップ10入りし、セルジオ・ペレスが8番手、ピエール・ガスリーが9番手でFP1を終えた。
また、ピレリが、2022年を睨んだリアの構造が新しいタイヤを各チームに4セット、1ドライバーあたり2セットのテストタイヤが供給され初日の2セッションで使用して評価を実施した。
FP2ではソフトタイヤも使われ、フェルスタッペンがメルセデスの2台に続く3番手。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは角田裕毅が6番手、0.023秒差の7番手にガスリーが並んだ。ペレスは11番手とタイムは目立たなかったが全ドライバーで最多の39周を走行した。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「先週のシュタイアーマルクGP に続き、レッドブル・リンクで2週連続開催となるオーストリアGPの初日が終了しました。これが今回の3連戦の最終戦となります」
「今日は、前戦で収集したデータを元に準備をして、さらに本日の走行の中で最適化を進めていきました。4台のマシンともに大きなトラブルなく、順調に初日のプログラムを消化できたと思います」
「明日の予選、また日曜のレースでは、若干コンディションが変わる天気予報が出ており、雨の可能性もあるようです。天候の変化などにも備え、今日のデータを解析してセットアップを進めていきます」
【STINGER】
photo by Honda