今晩の宿題はかなりある(可夢偉に訊く–シンガポール金曜日)
7月末のハンガリーGP以来、久々に金曜日初日からフルジュールでの参戦となったシンガポールGP。ライバルのマルーシアの後塵を浴びた可夢偉の走行後会見。
—-車の感触はいかがでしたか?
可夢偉:あんまり思ったよりも良くなくて、タイム、バランスも安定しなかったので、今晩の宿題はかなりあると思います。
—-午前中、午後と1回ずつなにかあったんですか?或いは車が原因ですか?
可夢偉:特段トラブルはないんですが、ブレーキを踏むとリア(のグリップ)がなくなってしまいました。
そうならないようにブレーキバランスの調整などはしているのですが、まだまだ課題はありそうです。
—-トラクションの方はいかがですか?
可夢偉:ないですが、でも今なにができるのかトライしているところです。
—-タイヤの持ちはいかがでしたか?
可夢偉:ロング(レースに向けての長距離走行)もあまりよくなかったのですが、うまく使えば自ずと速く走れるはずなんですけど。
まずはラップタイムを出すために無理にリヤタイヤを使わずに、スムーズに走れるようにしたいですね。
—-ちょっとマルーシアとの差がありますよね?
可夢偉:ありますね。ただなんとか近づけるようにしたいですね。
—-柔らかくするとなにがまずいんですか?
可夢偉:ロールしすぎてしまう。しかしトラクションを良くするために調整するとまたほかのところに問題が出てきてしまうこともある。
—-ハイダウンフォースのコースは、やはり難しいですか?
可夢偉:そうですね、差がでてしまっています。
—-2年ぶりのシンガポールはやはりタフですか?
可夢偉:タフですね。暑いですし、今年一タフです。
—-最後に無線のレギュレーションに関して、可夢偉さんとしてはやりにくい部分はなかったですか?
可夢偉:まったく問題なくいつも通りでした。
—-明日はマルーシアの前、行けそうですか?
可夢偉:今日の宿題がどこまでできるか次第ですが、頑張ります。
【STINGER/Ryouich Fukaya】
Photo by CATERHAM F1 TEAM / LAT Photographic