0.007秒の僅差バトル!!—-予選トップ3会見。
シンガポールのリスキーなストリートコースでの予選。ハミルトン+メルセデスは、最終アタックのセクター1でミスして大きくタイムをロスしながら、後半に巻き返して、ニコ・ロズベルグとの差0.07秒というギリギリセーフのポールポジション。3番手はレッドブルのリカルドだった。
注目は、0.15〜0.2秒の差を挽回したハミルトンと、僅差で破れたロズベルグの対照的なコメント。
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・・・・ルイス、再びシンガポールでポールポジション、最後で決めましたね。
ルイス:そうだね、プラン通りだ。素晴らしい予選だったね。みんなこんなに接近した結果となるなんで誰も思ってなかっただろうね。Q1、Q2ではよいラップだった。フェラーリもとても速かったけど、最後は僕達のチームにとって、うまく終わることができた。Q3の最終アタックは、ターン1でタイヤをロックさせてしまい、おそらく、0.15か0.2秒タイムを失ってしまったけど、その後をうまくまとめることができたね。
・・・・Q3の最初のラップ、フェリペが暫定ポールだった時は驚いたかい?。
ルイス:いろいろなことがおこっていたから、気にしてなかったよ。どのような結果になるかはわからなかったけど、とても差のない予選だったね。でも僕達のチームはとてもよくやったよ。ここは大きなダウンフォースとエンジンパワーが必要なサーキットだけど、チームは素晴らしい仕事をしたね。
・・・・ニコ、おめでとう。0.007秒差、僅差でポールを逃してしまったね。クールダウンラップで、「なんてこった!」って無線で言っていたね。
ニコ:そう、0.007秒だよ!差はないよね。ルイスは良い仕事をしたね。フェアだったし。2位でOKだよ、1位のほうがよいけど、レースは長いからね。
・・・・Q2のことを教えて。1ラップを終えて6位だったけど、2ラップは必要だったの?
ニコ:僕たちは予選に入ってブレーキを変えたのさ。違うブレーキでリズムを取る必要があった。すこし、チャレンジだったけど、期待通りだったね。予選前のセッションに比べて、路面温度が下がっていたから、予選ではバランスが変わってしまったんだ。アンダーステアがとても大きくなったし、リアのグリップは良くなった。予選の中でセッティングをあわせていかなければならなかったよ。最終的には、プッシュすることができたし、良いラップになったから嬉しいよ。
・・・・ダニエル、メルセデスと0.15秒差だね。どんなレースができるかな?
ダニエル:とても良い結果だったね。この週末に入って、0.2秒から0.3秒差だったら、僕達にレースではチャンスがあると思っていたんだ。予選が終わって、昨日、僕達が思っていたより差を詰められたね。いい日だったよ。楽しかった。トラックはセッションが進むに連れてとても進歩したね。ストリートサーキットは、僅差になるよね!
・・・・いったん、暫定ポールにとったとき、グランドスタンドから大きな声援が上がったよね。パースから来たあなたの仲の良い友達からかな?
ダニエル:この週末は仲の良い友達も何人か来ているし、それ以上にファンが来てくれているね。ここは、オーストラリアからも近いし、オーストラリア国旗も見えるよね。明日もこの調子で続けて、ポディウムからの眺めを見たいね。
・・・・ルイス、この週末を通して、そして特に今日、間違いなくタイヤが重要だと言われています。明日のレースも影響がありますよね。どんなレースになりますか?
ルイス:そうだね。タイヤをどう使うかが話題だったね。 昨日のロングランペースでは(2つのタイヤで)大きな差があったしね。タイヤは簡単な話ではないけど、明日はファンによいレースをみせることができると思うよ。いろんなことが起こるだろうね。
【翻訳:Masataka Hoshi】
by Jiri Krenek