荒れ模様の予選、メルセデス1-2態勢崩れず!
通算44回目のPPを獲得したハミルトン。
2015F1GP第7戦カナダGPは、モントリオールのジル・ヴィヌーブ・サーキットで予選を行ない、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、僚友のニコ・ロズベルグを0.4秒退けて、今期6回目、F1通算44回目のポールポジョンを獲得した。
ハミルトンは、金曜日のフリー走行2で雨に足を取られてクラッシュ、土曜日午前中のフリー走行でもトラブルで走り込みができず、苦しい展開が予測されたが、最後のアタックでロズベルグを寄せつけないスピードを見せた。
ショッキングだったのは、今週末を順調にこなして、メルセデスの一角を切り崩すかもしれない、と期待されたフェッテル+フェラーリ が、なんとQ1で、パワーが出ないトラブルに見舞われノックアウトしたこと。チームメイトのキミ・ライコネンは、2台のメルセデスに続く3番手だっただけに、残念な結果となった。
また、Q1でマッサ+ウィリアムズがノックアウトしたが、こちらも、チームメイトのバルテリ・ボッタスは4番手。明暗を分ける予選となった。
一方、ポテンシャルを上げて注目されたのはロータスの2台。ロメイン・グロジャンとパストール・マルドナルドは5番手と6番手から明日のレースをスタートする。
マクラーレン・ホンダは、ここに進化型のパワーユニットを投入したが、うまく機能せずトラブルサムな週末を過ごし、バトン+マクラーレン・ホンダは予選を走れないままQ1落ち、連続Q2進出を果たしたアロンソ+マクラーレン・ホンダは、実はフェッテル+フェラーリ の不調があってギリギリのQ1通過だった。
明日の決勝レースは、現地時間14時(日本時間翌8日深夜3時)にスタートする。
◆2015F1GP第7戦カナダGP予選結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. ライコネン+フェラーリ
4. ボッタス+ウィリアムズ
5. グロジャン+ロータス
6. マルドナド+ロータス
7. フルケンベルグ+フォースインディア
8. クビアト+レッドブル
9. リカルド+レッドブル
10. ペレス+フォースインディア
11. サインツ+トロロッソ
12. フェルスタッペン+トロロッソ
13. エリクソン+ザウバー
14. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
15. ナッセ+ザウバー
16. フェッテル+フェラーリ
17. マッサ+ウィリアムズ
18. メルヒ+マノー・マルーシア
19. スティーブンス+マノー・マルーシア
20. バトン+マクラーレン・ホンダ
カナダGPの放送スケジュールはこちら。
Photos by
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team(ハミルトン)
LOtus F1 Team(マルドナド)