レッドブル1-2、マクラーレン・ホンダ、ダブル入賞!!–2016F1GP第16戦決勝
まさかの展開でレッドブルが1-2を決めた!
トップを快走していたルイス・ハミルトンのメルセデスの後部から火の手が上がった。久々に見る壮絶なエンジントラブル。2-3番手にいたレッドブルが1-2に立ち、そのままゴールまでひた走った。
19歳になったばかりのマックス・フェルスタッペンを引き連れて、ダニエル・リカルドは、「今年は1勝する」という公約通りにF1GP4勝目を飾った。
この勝利で、リカルドはシリーズポイントを204点とし、実際問題としてはシリーズ1位と2位のメルセデス・ドュオには届かないものの、かすかにタイトルの可能性を残すことになった。
3位には、スタートでフェッテル+フェラーリに追突されてスピン、大きく後退したニコ・ロズベルグ(メルセデス)が食い込み、ハミルトンとのタイトル争いを一段有利にした。
一方、スタート直後の1コーナーの強引な攻めの姿勢が仇となり、ロズベルグに接触してスピンさせただけでなく、自身のフェラーリもサスペンションを傷めてレースを終えることになったセバスチャン・フェッテルは、クルマを降りた後にマスコミにミスを認め、「ロズベルグにお詫びしたい」とコメントした。
注目されたのは、7位は9位にダブル入賞したマクラーレン・ホンダ。フェルナンド・アロンソは、テールエンダーからレースを始め、スタート直後の混乱を巧みに切り抜けて10位にポジションを上げ、以後も着実なレースを見せて、ホンダの地元鈴鹿への期待を高めた。
次の第17戦日本GPは、今週末に三重県の鈴鹿サーキットで行なわれる。
◆2016F1GP第16戦マレーシアGP結果
1. リカルド+レッドブル
2. フェルスタッペン+レッドブル
3. ロズベルグ+メルセデス
4. ライコネン+フェラーリ
5. ボッタス+ウィリアムズ
6. ペレス+フォースインディア
7. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
8. フルケンベルグ+フォースインディア
9. バトン+マクラーレン・ホンダ
10. パーマー+ルノー
11. サインツ+トロロッソ
12. エリクソン+ザウバー
13. マッサ+ウィリアムズ
14. クビアト+トロロッソ
15. ウェーレイン+マノー
16. オコン+マノー
ナッセ+ザウバー
ハミルトン+メルセデス
グティエレス+ハース
マグヌッセン+ルノー
グロジャン+ハース
フェッテル+フェラーリ
[STINGER]
Photos by
Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool
McLaren Honda/LAT Photographic