10回目のＰＰのロズベルグは、一皮むけた?! — ブラジルGP予選TOP3記者会見
ニコ･ロズベルグが、アメリカGPに続いて完璧な予選ラップをこなした。”土曜日までは最速のニコ”と言われてしまいそうな展開が続いているが、プレス会見での表情は、とても吹っ切れた感じで好印象。
オースティンとの違いを問われて、「僕は学んだよ」と答える余裕は、ひと皮剥けた？ その”成果”は、決勝レースで証明される。
◆プレッシャーはずっと同じ
････ニコ、フリー走行、予選とセッションで最速です。完璧な仕事をしていると思いますが、どんな気持ちですか？
「完璧な仕事は、明日がうまく行った時だけだね。もちろんここまでうまく進んできているし、明日は最高の場所からスタートだ。オースティンとは別の結果にする必要があるね」。
････この週末とても落ち着いていますね。今のポジションはシーズン初めと比べて、プレッシャーが異なりますか？
「プレッシャーはとても似てるよ。アドレナリンもあるし、緊張、そして興奮、あまり変わっていないよ。オースティンから学んだよ。もっと良くやらないといけないことがわかった。明日はうまくやりたいね」。
････ここの1コーナーは特にトリッキーですよね？
「スタートが素晴らしいものになるのをみたいね。僕はクリーンサイドのグリッドだし、1コーナまでは長くないから間違いなく助けになるよ」。
････この週末はオースティンの週末にとても似た展開になっています。オースティンではピットストップのあと、突然パフォーマンスを失って、ルイスに抜かれてしまいました。何が起きたんでしょうか？ブラジルでは違ったストーリーになると思いますか？
「オースティンで改善が必要なことが分かったんだ。レースの中でリズムを見つけることができなかったけど、明日は改善できる自信があるよ。とにかく、状況は違う。サーキットは違うし、僕たちはロングランに時間をかけた。明日は今朝と同じようなコンディションならとっても助けになるね」。
････セッティングが間違っていると言っていましたね。アクシデントが起きたのですか？、走っている間に他のセッティングが良いことに気づいたのですか？
「アクシデントじゃないよ。1回目のアタックから2回目へ、そしてすべてで、進歩があったんだ。僕はセッティングに問題があるのはわかったけど、もしその場で変えてしまったら、、予選中、ギリギリのところでスロットルを踏み続けてるから、そこでマシンが変わると必要以上に速くなってリスクが大きくなる。だからそのままのセッティングで行くことに決めたのさ。正しい判断だったね。うまくいったよ」。
【翻訳：Masataka Hoshi】
Photos by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
